2007年03月17日
船で楽しく避難生活?
風はまだ冷たい日も多いですが、
お日様の力はぐんぐん増してきて
散歩や街歩きが楽しい季節となってきましたね。
そんな中、海辺での素敵な防災のイベントが!
春分の日の3月21日まで、とはなってしまうんですが
東京・品川の大井競馬場近く、京浜運河で
『防災船』の展示が行なわれています。
バージ船・・・じゃりや鉄くずを運ぶ船なんですが、
実は東京湾には放置されているものを含めて
数百のバージ船があると言われています。
これを改造して、災害のときに大人数が
寝泊りできる一時避難先にする、というものなんです!
でもこれ、ただの防災用の船ではなく・・・
電気も太陽光発電や廃油燃料のディーゼル発電機で、
さらにはなんと、アーティストのアートワークを展示したり、
くつろげるソファやバーカウンターを設けたり。
床にごろ寝ではなく、ハンモックで体を休める!
と、災害のときでも楽しみや喜びを忘れないようにという
想いもこもった、人に優しく、アートでおしゃれな船なんです。
『L.O.B Floating Emergency Platform』と名づけられたこの取り組み。
http://boatpeople.inter-c.org/
3月21日までのイベント、と上に書きましたが、
実はこれは1期間だけの展示ではなく、
活動をこれから一層広げていくそうです。
構想を進めるのは、一級建築士や街づくりコンサルタント、
都市環境システム専攻の大学院生などによる
『ボートピープルアソシエーション』。
都内の水辺を活用するために活動しているグループです。
このボートピープルアソシエーションの
井出玄一さんにお話を伺いました。すると、こんなお話が。
実はそもそも、防災の為にバージ船を活用しよう!という考えで
今回の取り組みがはじまった訳ではなかったんです。
東京の水辺や船の活用術を考え
カフェやアートスペースなど『人が集まる場所を作る』という
構想を進める中で、その『人が普段から集まる場所』を
防災の拠点にできないか、と。
防災倉庫などもありますが、実際の場所や活用術が
自分自身も分からないことがあります。
だから、普段から自分たちがよく行く場所が
いざというときにも自分を助けてくれる場所になれば
もっと災害や防災への意識も変わってくるんではないか、と。
お話を伺って、私自身も目から鱗、でした。
普段活用されていないものを活用して、人の集まる場所に。
人の集まる場所を防災の拠点に。
そして、アートやカフェなどを交えて楽しく災害や防災を考える。
避難生活だっておしゃれにクールに過ごす!
防災や災害が特別なものではなく
日常に寄り添う形で存在すべき大切さを、改めて感じました。
私もこの取り組み、応援させて頂きたいと思います。
だって、大地震に遭遇して避難生活を余儀なくされる可能性・・・
これは『誰かのこと』ではなく、確実に『自分のこと』ですから、ね。
お日様の力はぐんぐん増してきて
散歩や街歩きが楽しい季節となってきましたね。
そんな中、海辺での素敵な防災のイベントが!
春分の日の3月21日まで、とはなってしまうんですが
東京・品川の大井競馬場近く、京浜運河で
『防災船』の展示が行なわれています。
バージ船・・・じゃりや鉄くずを運ぶ船なんですが、
実は東京湾には放置されているものを含めて
数百のバージ船があると言われています。
これを改造して、災害のときに大人数が
寝泊りできる一時避難先にする、というものなんです!
でもこれ、ただの防災用の船ではなく・・・
電気も太陽光発電や廃油燃料のディーゼル発電機で、
さらにはなんと、アーティストのアートワークを展示したり、
くつろげるソファやバーカウンターを設けたり。
床にごろ寝ではなく、ハンモックで体を休める!
と、災害のときでも楽しみや喜びを忘れないようにという
想いもこもった、人に優しく、アートでおしゃれな船なんです。
『L.O.B Floating Emergency Platform』と名づけられたこの取り組み。
http://boatpeople.inter-c.org/
3月21日までのイベント、と上に書きましたが、
実はこれは1期間だけの展示ではなく、
活動をこれから一層広げていくそうです。
構想を進めるのは、一級建築士や街づくりコンサルタント、
都市環境システム専攻の大学院生などによる
『ボートピープルアソシエーション』。
都内の水辺を活用するために活動しているグループです。
このボートピープルアソシエーションの
井出玄一さんにお話を伺いました。すると、こんなお話が。
実はそもそも、防災の為にバージ船を活用しよう!という考えで
今回の取り組みがはじまった訳ではなかったんです。
東京の水辺や船の活用術を考え
カフェやアートスペースなど『人が集まる場所を作る』という
構想を進める中で、その『人が普段から集まる場所』を
防災の拠点にできないか、と。
防災倉庫などもありますが、実際の場所や活用術が
自分自身も分からないことがあります。
だから、普段から自分たちがよく行く場所が
いざというときにも自分を助けてくれる場所になれば
もっと災害や防災への意識も変わってくるんではないか、と。
お話を伺って、私自身も目から鱗、でした。
普段活用されていないものを活用して、人の集まる場所に。
人の集まる場所を防災の拠点に。
そして、アートやカフェなどを交えて楽しく災害や防災を考える。
避難生活だっておしゃれにクールに過ごす!
防災や災害が特別なものではなく
日常に寄り添う形で存在すべき大切さを、改めて感じました。
私もこの取り組み、応援させて頂きたいと思います。
だって、大地震に遭遇して避難生活を余儀なくされる可能性・・・
これは『誰かのこと』ではなく、確実に『自分のこと』ですから、ね。