2007年01月11日
近畿や中部での大地震
政府の中央防災会議が先日、
近畿や中部で起きる可能性がある直下型地震の震度の予測を発表しました。
中央防災会議・・・ご存知ですか?
内閣総理大臣を会長とする、いわば日本の災害や防災における
最も高いレベルの機関なんですが、
その予測、実はとても重要な内容が含まれているんです。
今回はその内容をご紹介しますね。
中央防災会議の中の「東南海、南海地震等に関する専門調査会」というところが
近畿、中部圏の大都市の周辺にある39の活断層と、
人口が密集している阪神地域・名古屋市での直下型地震、
そして、今世紀前半に起きる可能性がとても高い「東海・東南海・南海地震」を
すべてまとめて、それぞれ地震が起きた場合の最大震度を予測しました。
すると!
例えば大阪の中心部を南北に走る断層で地震が起きた場合、
大阪平野の大半で震度6強以上、
なかでも大阪市や東大阪市、堺市などでは震度7の揺れが予想されたり、
愛知県を南北に縦断するように走っている断層の地震では、
名古屋市や豊田市などで震度7の揺れが予想されました。
そして、これをずっとつなぎ合わせていくと、
震度6強以上というとても強い地震がおこる可能性のある地域が
実はとても広くて、そのエリアのどこで直下型の地震が起きても、
被害がとても大きなものになると言うことが分かったんです!
さらには、大阪湾断層帯というところでマグニチュード7.5の地震が起きた場合、
大阪湾岸では最大およそ5メートルもの津波がやってくることもわかりました!
(実際に起きた場合は神戸市のポートアイランドの北半分が
1メートル以上浸水すると予想されてもいます。)
本当にぞっとするような発表ですよね・・・。
この専門調査会の座長である立命館大学の土岐教授は
今世紀前半には起きるといわれている東南海・南海地震よりも早く、
これらの大地震が起きる恐れもあると注意を呼び掛けています。
今回予測が発表された関西圏っていうのは
観光などで訪れる機会もあると思うんですが、
自分が観光でどこかを訪れる・・・ということを想像したときに
『そこで大地震に遭ったら』と考える方はやっぱりとても少ないのが
現状じゃないかなーと思います。
でも、この日本に住む私達がいつも大地震と隣り合わせに生活しているということ、
今回の予測からも分かりますよね。
どこに行っても誰といても、自分の身は自分で守る。
そのことを、日本全体が地震の活動期に入っているいま、
しっかりと胸に刻みつけていてくださいね!
近畿や中部で起きる可能性がある直下型地震の震度の予測を発表しました。
中央防災会議・・・ご存知ですか?
内閣総理大臣を会長とする、いわば日本の災害や防災における
最も高いレベルの機関なんですが、
その予測、実はとても重要な内容が含まれているんです。
今回はその内容をご紹介しますね。
中央防災会議の中の「東南海、南海地震等に関する専門調査会」というところが
近畿、中部圏の大都市の周辺にある39の活断層と、
人口が密集している阪神地域・名古屋市での直下型地震、
そして、今世紀前半に起きる可能性がとても高い「東海・東南海・南海地震」を
すべてまとめて、それぞれ地震が起きた場合の最大震度を予測しました。
すると!
例えば大阪の中心部を南北に走る断層で地震が起きた場合、
大阪平野の大半で震度6強以上、
なかでも大阪市や東大阪市、堺市などでは震度7の揺れが予想されたり、
愛知県を南北に縦断するように走っている断層の地震では、
名古屋市や豊田市などで震度7の揺れが予想されました。
そして、これをずっとつなぎ合わせていくと、
震度6強以上というとても強い地震がおこる可能性のある地域が
実はとても広くて、そのエリアのどこで直下型の地震が起きても、
被害がとても大きなものになると言うことが分かったんです!
さらには、大阪湾断層帯というところでマグニチュード7.5の地震が起きた場合、
大阪湾岸では最大およそ5メートルもの津波がやってくることもわかりました!
(実際に起きた場合は神戸市のポートアイランドの北半分が
1メートル以上浸水すると予想されてもいます。)
本当にぞっとするような発表ですよね・・・。
この専門調査会の座長である立命館大学の土岐教授は
今世紀前半には起きるといわれている東南海・南海地震よりも早く、
これらの大地震が起きる恐れもあると注意を呼び掛けています。
今回予測が発表された関西圏っていうのは
観光などで訪れる機会もあると思うんですが、
自分が観光でどこかを訪れる・・・ということを想像したときに
『そこで大地震に遭ったら』と考える方はやっぱりとても少ないのが
現状じゃないかなーと思います。
でも、この日本に住む私達がいつも大地震と隣り合わせに生活しているということ、
今回の予測からも分かりますよね。
どこに行っても誰といても、自分の身は自分で守る。
そのことを、日本全体が地震の活動期に入っているいま、
しっかりと胸に刻みつけていてくださいね!
2007年01月11日
ゆっくり地震?
あなたは『ゆっくり地震』という言葉を聞いたことがありますか?
近い将来、必ず発生すると言われている
東海・東南海・南海地震でいま、
この『ゆっくり地震』の存在がとても注目されています。
少し難しいかもしれませんが、とても大切なことなので
分かりやすく説明しますね。
まず、四国沖から静岡県の駿河湾にかけての太平洋沿岸の地域には
陸側のプレートの下に海側のプレートがもぐりこむ部分
=駿河トラフと南海トラフがあります。
※気象庁より画像をお借りしました
この地域は、昔理科の授業などで習ったと思いますが、
海側のプレートが陸側のプレートにもぐりこむときに、
陸側プレートを引きずり込んでしまいます。
そして、それが限界に達したときに、陸側のプレートが一気にずれて
跳ね上がることで、津波を伴った大きな地震が起きてしまいます。
ここでの地震は100年〜150年間隔で繰り返し発生している中、
いままさにまた繰り返される時期に来ているので
国を挙げて大きな警戒をしているんですが、
そんなエリアで、これまで知られていなかったタイプの
体に感じない、ゆっくりした地震がおきていることが分かりました。
ずばり・・・『ゆっくり地震』。
(これは正式名称なんです)
およそ20秒の周期で、最大マグニチュード3.5を観測したこの地震。
ゆっくり、弱くゆれるので、実際に私達が体に感じることはありません。
そして、実はすでにこれまでもゆっくり地震は2種類観測されていて、
今回新たに分かったゆっくり地震は3つめ。
場所は愛媛県の宇和島市の沖から、愛知県の豊田市周辺、
つまり東南海地震の震源域に当たっています。
3つのゆっくり地震は半年ごとに数日間続いているということです。
でも、体に揺れを感じないし、その揺れで大きな被害が出ないんだったら
何の問題もないじゃないか、と思う方は多いと思います。
でも、実はこれ、揺れの大きさ自体が問題ではないんです!
何故か・・・
ゆっくり地震の活動は、このエリアでの大地震の震源になると考えられている場所に
ひずみが逆にどんどん溜まっていることを表すという、とても怖い証拠なんです!
その3つめが観測された・・・
=いかに、四国から東海地方で大地震が迫っている可能性があるか、
分かっていただけるでしょうか?
21世紀前半には東海・東南海・南海のエリアで
必ずと言っていいほどの確率で
大地震が発生するといわれている事実が
さらに明確な裏づけをもってしまった現状・・・
すぐそこに迫る危機から、どうか目をそらさないで下さい。
あなたの災害への備えは万全ですか?
近い将来、必ず発生すると言われている
東海・東南海・南海地震でいま、
この『ゆっくり地震』の存在がとても注目されています。
少し難しいかもしれませんが、とても大切なことなので
分かりやすく説明しますね。
まず、四国沖から静岡県の駿河湾にかけての太平洋沿岸の地域には
陸側のプレートの下に海側のプレートがもぐりこむ部分
=駿河トラフと南海トラフがあります。
※気象庁より画像をお借りしました
この地域は、昔理科の授業などで習ったと思いますが、
海側のプレートが陸側のプレートにもぐりこむときに、
陸側プレートを引きずり込んでしまいます。
そして、それが限界に達したときに、陸側のプレートが一気にずれて
跳ね上がることで、津波を伴った大きな地震が起きてしまいます。
ここでの地震は100年〜150年間隔で繰り返し発生している中、
いままさにまた繰り返される時期に来ているので
国を挙げて大きな警戒をしているんですが、
そんなエリアで、これまで知られていなかったタイプの
体に感じない、ゆっくりした地震がおきていることが分かりました。
ずばり・・・『ゆっくり地震』。
(これは正式名称なんです)
およそ20秒の周期で、最大マグニチュード3.5を観測したこの地震。
ゆっくり、弱くゆれるので、実際に私達が体に感じることはありません。
そして、実はすでにこれまでもゆっくり地震は2種類観測されていて、
今回新たに分かったゆっくり地震は3つめ。
場所は愛媛県の宇和島市の沖から、愛知県の豊田市周辺、
つまり東南海地震の震源域に当たっています。
3つのゆっくり地震は半年ごとに数日間続いているということです。
でも、体に揺れを感じないし、その揺れで大きな被害が出ないんだったら
何の問題もないじゃないか、と思う方は多いと思います。
でも、実はこれ、揺れの大きさ自体が問題ではないんです!
何故か・・・
ゆっくり地震の活動は、このエリアでの大地震の震源になると考えられている場所に
ひずみが逆にどんどん溜まっていることを表すという、とても怖い証拠なんです!
その3つめが観測された・・・
=いかに、四国から東海地方で大地震が迫っている可能性があるか、
分かっていただけるでしょうか?
21世紀前半には東海・東南海・南海のエリアで
必ずと言っていいほどの確率で
大地震が発生するといわれている事実が
さらに明確な裏づけをもってしまった現状・・・
すぐそこに迫る危機から、どうか目をそらさないで下さい。
あなたの災害への備えは万全ですか?