れんが屋で誰も言えないような事をさらりと語っているのは、
鈴木さんの古い友人、
かつてナウシカの巨神兵のシーンを描いたアニメーターで、
その後、あのエヴァンゲリヲンを生み出した映画監督、庵野秀明さんです。

庵野さんは宮崎さんから何を学び、何を受取り、
どう乗り越えようとしてきたのか。

ジブリ汗まみれ。
今週も先週に続き、鈴木さんと庵野さんのアニメをめぐる新春放談。
たっぷりとお届けします。

尊敬するだけでは自分がなくなり、
反発するだけでは何も受け取れない。
宮崎さんのもとで働き、
宮崎さんのDNAを受けとりながら、
飲み込まれずに、新しい自分のスタイルを生み出して行く。
たぶんそれは、とても難しいことです。

でも、庵野さんが静かに格闘しているのは、
そんな2つの遺伝子がぶつかるフィールドなのかもしれません。

鈴木敏夫のジブリあせまみれ。
今夜の出演は、スタジオジブリ・鈴木敏夫、
そして、庵野秀明さんでした。

風の谷に今年はどんな生命が生まれるのか、楽しみです。