いつもにもまして寒さが身に染みる年の瀬。
なんだか昔の冬のようなしんしんとした冷え込む夜、れんが屋で熱いお茶をすするのは、読売新聞宣伝部の川人献一さんです。
あんまり明るいニュースがなかった2008年!
川人さんは、読売新聞が読者投票で選んだ10大ニュースを毎年届けに来てくれました。
今年はいったいどんな年だったんでしょう?
寒い時代の夜に、パチパチと鈴木さんの言葉の火が燃えはじめます。

2008/12/25 お知らせ

都合によりポッドキャスト【 vol.65 】は、2009年新年初めの 1月 6日(火)に配信させていただきます。
今年もクリスマスツリーのかわりに、冬の太陽のような蜜柑が、テーブルに積み上げられているれんが屋に、今夜はかわいらしい声が響いています。クリスマスにはじめてのアルバムをリリースする、あの大橋のぞみちゃんです。クリスマスイブの24日、のぞみちゃんがリリースするアルバムのタイトルは『ノンちゃん雲に乗る』。今夜はこの大橋のぞみちゃんの不思議な魅力を、アルバムの総合プロデューサーでもある鈴木さん自身に解きあかしてもらおうと思います。
いつもは汗まみれな親父たちの憩いの場のれんが屋に、今夜は、なんだかとても初々しい声が響いています。ある話題の映画の試写イベントに参加していた大学生たちです!
その映画は『動物農場』!あのジョージオーエル原作、1954年に制作された長編アニメーション!
ロシア革命がスターリンの恐怖支配へと移行していった冷戦時代、
支配する者とされる者の終わりのない戦いを描いた作品です。

内定取消しや派遣切り!
あらためて企業と労働者の関係が見なおされるいまあらためて注目されている作品です。
自分たちの手で社会を変えることはできるか?というこの『動物農場』に、
今の大学生たちは何を感じるのか?そして鈴木さんは彼らに何を伝えるのか?
映画『崖の上のポニョ』は観客動員1270万人!興行収入150億円を記録中!
12月5日から劇場をチェンジして、年明け以降の上映が決定しました!

この世界的な不況のさなかに、なぜポニョはこんなにたくさんのお客さんを集めることができたのか?今夜は、れんが屋で一人寂しくみかん食べていた鈴木さんに、崖の下のプロデューサーの本音を聞いてみました!プロモーションをしないことがプロモーション!
徹底して絵や物語を隠して、あえてあのポニョの歌にこだわりつづけた鈴木宣伝!

崖の下では、公開直前まで吉岡東宝一門対ジブリ鈴木武蔵の壮絶な戦いが繰り広げられていたという!公開直前、鈴木武蔵は信頼していた柳生汐留の里の長にこう告げられた!
『すっちゃんよ。今度ばっかりはダメだな!むふふふ…。』北京オリンピックに、原油高、リーマンショックに世界同時株安!公開後に次から次へと現れる凄まじい敵に、あの藤巻さんののんきな歌で太刀打ちできるのか?ポニョ公開初日の午前中、実は全国のポニョ上映館はガラガラだった!しかしその
とき鈴木敏夫は…微笑んでいた。遠くから、まるでホラ貝のよつに、たくさんのハナウタが聞こえ始めたから!♪ポーニョポニョポニョ…。

不安のイメージが世界を覆いつくし、世界を歪ませてしまう時代、
なぜポニョは大ヒットを記録出来たのか?