あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2017.06.02

Herbal Life15
梅雨の季節も花の力でリフレッシュ、お部屋を爽やかにする花の飾り方

  • HerbalLife
間もなく梅雨の季節がやってきます。陽差しも少なく雨が続くと、お部屋の中も気持ちも、ちょっと湿りがちに。そんな時はお花の飾り方をひと工夫して気分をリフレッシュしましょう。

null
6月のハーバルライフは、雨の日もお部屋を素敵に演出するフラワーアレンジメントのコツ、爽やかな空間を生み出す飾り方をご紹介しましょう。


ホワイトとグリーンの組み合わせでリフレッシュ
梅雨の時期は窓を開ける機会も少なくなり、お部屋の空気も滞りがち。そんな時にお部屋のムードを上品にリフレッシュしてくれるのが、白と緑の花を組み合わせたフラワーアレンジメントです。おすすめの花は、まず白い花が「アリウム コワニー」。5月から6月に咲くユリ科の花です。そして緑の花は、咲いているかたちが紫陽花に似た「ビバーナム・スノーボール」。こちらも春から夏にかけてが開花時期でガーデニングにもよく取り入れられる花。2つともこの時期にはお花屋さんでもよく見かけることが出来ます。白と緑、この2つの花を組み合わせて花器に活ければ出来上がりです。ナチュラルで「清楚、清潔」といったイメージを与えてくれる「白と緑」の組み合わせが、お部屋の中に自然の爽やかな風を感じさせてくれます。

null

季節の花、紫陽花のフラワーボール
6月に大輪の花をいくつも咲かせるのが紫陽花です。街中でもふとした場所で目にすることが出来ます。この季節、屋外で雨に打たれる紫陽花も素敵ですが、お部屋の中にもこの季節ならではの花、紫陽花を飾ってみてはいかがでしょうか。もともと紫陽花の花は大きいため、存在感が強く、お部屋の中に飾る時はアレンジが難しいとされています。でも、その存在感の強さを逆に利用した大胆なアレンジが、花をボール型にして活ける方法です。まず、花を3、4つほど合わせてボールの形を作ります。ちょっと小さめのサッカーボールのイメージです。茎の部分を縛って固定し、直径10センチ程度の筒状のガラスの花器にちょこんと紫陽花の花のボールが乗っているように飾ると、アートな雰囲気で、洋風のインテリアにも和風のインテリアにも合う、フラワーアレンジメントの出来上がりです。

null
紫陽花は薄いブルー、ピンクなどがおなじみですが、品種改良が進んでグリーン系の花もフラワーショップで見ることができます。お部屋に合わせた色合いをチョイスして、チャレンジしてみてはいかがでしょう。また、少し華やかさを演出したい時は、その紫陽花のボールにピンクの花を何本か組み込んでみましょう。ピンクのトルコキキョウやカーネーションがおすすめです。ブルー系の紫陽花にピンクの花なら、お部屋の空気を華やかに演出してくれます。冷房、除湿などエアコンを使う機会もこの時期は多くなりますが、紫陽花の花のボールをお部屋に飾って、目にも気持ちにも優しい自然の癒しを感じとってみませんか。

null

紫陽花を水を張ったお皿で楽しむ
たくさんの花が集まっている紫陽花やビバーナム・スノーボールですが、たくさんの花たちに水を運んでいるのが、実は一本の細い茎です。そのため水あげが悪く、注意しないと日持ちも短くなってしまいます。水が多く入る大きめの花器を用意しましょう。また、お皿やボウル状の花器もおすすめです。紫陽花やビバーナム・スノーボールの小さい花の部分を数輪切り取って、水に浮かべたアレンジが楽しめます。実は、これらの花はバラバラにすると水を吸わなくなり、傷みも早くなるのですが、たっぷりの水に浮かべてあげることで、花持ちも良くなります。ガラスのお皿の花器は、スープ皿でも代用できますので、お部屋のムードや花の色に合わせて選んでみてはいかがでしょう。食卓に飾っても目に涼しく、食事の時間が楽しくなりそうですね。

null
雨は花や植物になくてはならない空からの恵み。でも、湿気の多さや太陽の出ない空模様に、気持ちが沈んでしまうことも。紫陽花やビバーナム・スノーボールなど、季節の花ならではの色合いや香りを上手にお部屋に取り入れて、気分をリフレッシュ。爽やかで快適な毎日を心がけましょう。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。6月は元TBSアナウンサーの吉川美代子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。

2017.05.05

Herbal Life14
家族で楽しく夏支度 、「グリーンカーテン」を育てよう!

  • HerbalLife
眩しい日差しが溢れる5月。この季節、ぜひ準備しておきたいのが、植物で日差しを遮る「グリーンカーテン」です。ちょうど今から育て始めれば、夏には緑の蔓と葉を広げ、種類によっては実をつけ、夏を涼しく楽しくしてくれます。


5月のハーバルライフは「グリーンカーテン」がテーマ。ゴールデンウィークも残りわずかですが、家族でグリーンカーテン作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


新しい夏支度、「グリーンカーテン」とは?
「グリーンカーテン」とは、ゴーヤーや朝顔など、ツル性の植物を育てると、蔓や葉が窓や壁を覆うことで日差しを遮り、夏を涼しく快適に過ごせるというものです。夏の日差しを遮る道具といえば、日本では昔から“ヨシズ”が使われてきました。ヨシズは、乾燥させた植物の茎を編んで作ったもの。そんな、“植物の力で夏を快適に過ごそう”というアイデアに、生きた植物を使うという知恵が加わり、グリーンカーテンが生まれたといえます。グリーンカーテンは、太陽の光を遮るだけでなく、“地面から吸い上げた水を茎の中にたくわえて、葉の表面から蒸発させる”という、ラジエーター効果も期待できます。外壁は40℃以上なのにグリーンカーテンの陰になった場所は30℃前後と、優れた日よけ対策となります。冷房の使用を抑制でき、省エネに繋がるだけでなく、窓の外の緑の葉は室内から見ても屋外から見ても、心を癒やしてくれますね。


グリーンカーテンにおすすめの植物たち
さて、実際にグリーンカーテンを作る際、植物選びのポイントはどういったところにあるのでしょうか。「NPO法人緑のカーテン応援団」理事の菊本るり子さんにアドバイスをいただきました。まず第一に、「育てやすい」こと。この5月から夏の終わりまで育て続けることを考えると、世話にあまり手間のかかる植物は向きません。そしてもう一つ、日よけ効果を期待して「葉がよく茂る植物」であること。夏に向けて種を植え、育てる園芸植物と言えば朝顔がおなじみですが、ここでは実を楽しめたり、珍しい花が咲く植物をご紹介しましょう。

?ゴーヤー
耐暑性が強く、日当りの良い場所でグングンと成長するゴーヤーは初心者向け。上手に育てれば実がつき、夏のお料理に彩りをプラスしてくれます。独特の苦みがクセになるゴーヤー。ちょっとした農園気分も味わえる楽しいグリーンカーテンが出来上がります。

?パッションフルーツ
パッションフルーツも育てやすく、初心者向けです。実の収穫も楽しむことができ、デザートやサラダなどに夏らしい華やかさを添えてくれます。一年草ではないため、翌年も春になると蔓がのび葉が出て、緑のカーテンになってくれます。日差しが厳しい日にはたっぷりの水をあげて育てるのがコツです。

?オキナワスズメウリ
あまり聞き慣れない植物ですが、最近はグリーンカーテン用として需要が高まり、プラントショップやホームセンターでも取扱いが増えてきています。緑に白いスジが入った2〜3cmほどの小さなスイカのような実がなり、最後は赤く染まり、目にも楽しいグリーンカーテンです。ただし、実には毒があるので食べることはできませんので注意が必要です。

?スネールフラワー
葉がとてもよく茂り、うす紫色の小さな花を楽しむことができます。別名「真夏の青いスイートピー」とも言われていますので、夏の窓辺を愛らしくしてくれます。



グリーンカーテンをうまく育てるコツと知識
グリーンカーテンを育てるために大切なのが土壌の環境作りです。立派な根がはるために、大事なのが土。植物を植えるポットは大きめにして、十分な土を用意しましょう。最近は腐葉土を利用する方が多いようですが、腐葉土は時間が経つと、微生物による分解が進み、土の量がかなり少なくなってしまいます。腐葉土を利用するときは、ポットに入れた土を良く押さえて泥の密度を高くしておきましょう。

また、ネットの張り方も大事です。ネットがゆるいと、ネットに蔓が巻き付きません。ネットは必ず弛みがないようにピンと張りましょう。また、同時にネットの設置位置も大事です。良くある間違いは、ネットを植物を植えたポットの内側、壁や窓の側に設置すること。植物は太陽に向かって成長するので、これではネットに向かって蔓が伸びません。ネットは必ずポットの外側の位置に設置してください。土壌の管理、そして、植物の特性をよく知ることで、グリーンカーテンはきっと期待通り真夏に向けて大きく成長してくれることでしょう。

夏を快適に過ごせるだけでなく、目にも爽やかで、実も楽しみにできるグリーンカーテン。この夏、どんなグリーンカーテンと過ごすか、家族みんなで相談し、このゴールデンウィークから、グリーンカーテン作りをはじめてみませんか。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。5月はバイオリニストの宮本笑里さんを迎えてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。


NPO法人緑のカーテン応援団
東京都・板橋区立板橋第七小学校での緑のカーテンづくりに取り組む地域企業が中心メンバーとなり、2006年に任意団体として発足。2007年にNPO法人の認証を取得し、緑のカーテンの実践者への支援、普及啓発活動、情報提供、フォーラム開催などを実施する。加入者・加入団体の自主活動やボランティア活動を通じて、緑のカーテンの価値と可能性を全国各地に発信している。

2017.04.07

Herbal Life13
春に幸せを運ぶ花! 春のラッキーフラワーたち

  • HerbalLife
4月、新生活に心躍らせている方も多いのではないでしょうか?新学期、新しい職場など、新たな環境での生活に、大きな味方となってくれる春のラッキーフラワーをご存知ですか?


4月のハーバルライフは、春のラッキーフラワーがテーマです。元気をくれる花、プレゼントに最適の花、そしてどんな時も私たち女性の気持ちに寄り添ってくれる花について、フラワーセラピストの内田順子さんに教えていただきます。


春のラッキーフラワー1 「ライラック」
寒い冬を乗り越えて咲く花々や新緑の葉。春は一年で植物たちが一番元気な季節です。そんな植物の生命力をもっとも強く感じさせてくれる花のひとつが、「ライラック」。ライラックは、フランス語から「リラ(Lilas)」とも呼ばれ、北国の春の到来を象徴する花としても知られています。4月から5月にかけて紫色や白い花を咲かせますが、その上品な香りは、香水の原料としても広く知られています。ライラックの花言葉は「友情」「初恋」など。可憐な花が寄り添って咲くその姿は、まさに花言葉そのままに清らかです。ライラックの代表的な花の色である薄紫は、心理学では「癒し」の色とされており、不安な心に安らぎを与えてくれます。リビングや玄関など、帰宅してすぐ目にできる場所に飾っておくと、その色と香りで1日の疲れを癒してくれることでしょう。慣れないことが続き、初めての出会いも多いこの季節、ライラックに元気をもらって、毎朝、新たな気持ちでお出かけしたいですね。



春のラッキーフラワー2 「ブルースター」
春の門出のお祝いに、花を贈る機会も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのがブルースター(オキシペタルム)。その名の通り星形になった水色の5枚の花びらが愛らしい花です。小さくても幸せを呼ぶ強いパワーを持った花で、その星の形から「希望の星」とも呼ばれています。日本でも最近はウエディングに飾る花として使われるようになりましたが、もともとヨーロッパではお祝いごとによく使われ、どんな花とも相性がよいため、ブーケを作る時にも重宝されています。ちなみに、花嫁はどこかにブルーのものを身につけると幸せになるという言い伝えもあるそうです。 花言葉は「幸福な愛」。自分自身のためにも、身近な人へのお祝いにも、「ブルースター」は幸せと希望を運んでくれる花なのです。



春のラッキーフラワー3 「ガーベラ」
キク科のガーベラは、持ちがよく一年を通して人気の花ですが、春が旬です。華やかなその花の形はフラワーアレンジメントにも人気があります。ピンク、赤、黄、オレンジと色も多彩。色によって花言葉が異なり、豊富なメッセージを届けてくれます。例えば、ピンクのガーベラの花言葉は「熱愛」。恋愛運をアップさせ、女性らしさを後押ししてくれます。オレンジのガーベラの花言葉は「冒険」。背中を押してくれ、何かにチャレンジする時には勇気を与えてくれます。赤いガーベラの花言葉は「情熱」。元気をくれるので、いつもお部屋に飾っておきたい花の一つです。色によって様々なパワーを秘めている「ガーベラ」。自分の気分や贈る相手の状況に合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。


さて、春のラッキーフラワーを飾るときの注意がひとつ。花は時間が経つとどうしても切り口が痛んできますので、花持ちを良くして綺麗に飾るためには、こまめに茎の切り口を切って、生けてあげるのがコツ。茎が短くなるごとに、生ける容器を大きな花瓶から小さな花瓶にし、最後はガラスコップなどに変えてあげると、同じ花の表情がお部屋の中で変化していきます。最後は茎をすべて切って、お花だけ水を張ったお気に入りのお皿に浮かべても、また違った表情を楽しむことができます。一つの花を長く愛していく気持ち、それは自分自身を大切にする心にも繋がっていくことでしょう。

期待や楽しみとともに、ストレスや不安を感じやすいのが新年度。プラス指向のエネルギーがとても強い「花」は、人の持つ「悪い気」を吸って、「いい気」を出してくれる存在です。お家の中に一輪あるだけでリフレッシュ効果がありますから、春のラッキーフラワーと上手につき合って、待ちかねた春の日を健やかに過ごしたいですね。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。4月は料理家の有元葉子さんを迎えてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。


内田順子(うちだ・じゅんこ)
フラワーセラピスト・フラワーデザイナー
ブルーベル代表・JMFA代表。母が華道師範のため、幼少時より花に接し、欧米で認知され、医療分野でも活用されている「フラワーセラピー」を知り、「心理学と花」を融合したセラピー方法を実践。平成8年に「フラワーサロンブルーベル」を表参道に開業、講演やセミナーで活躍中。著書に『お花を飾る習慣が子どもを育てる』(中経出版)、『恋がかなうハッピー花セラピー』(メディアファクトリー)、『色えんぴつセラピー』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

2017.03.03

Herbal Life12
野の花と迎える春の愉しみ

  • HerbalLife
春がいっそう待ち遠しい3月、春の草花たちも続々と開花の準備を始めています。3月のハーバルライフは、東京、銀座にある野草・茶花の専門店「野の花司(ののはなつかさ)」さんに、お家の中で野花と共に一足早い「春」を楽しむコツを教えていただきました。



都会に春を告げる野花たち
銀座「野の花司」では、日本各地の野原などに自生する季節の花や山野草を数多く取り揃えて販売しています。銀座の裏通り、店先や店内に置かれた野の花は、都会にいながら四季の移り変わりや自然の潤いを感じさせてくれる存在として愛されています。ちょうど3月を迎えた、春を待つこの時期は、“梅”、“カタクリ” 、そして “桜” が可憐な花を咲かせ、その香りを届けてくれています。ガーデニングが可能な庭やプランターがなくても、ちょっとした工夫で季節の草花をお家で楽しむことができるのです。


お気に入りの食器に野花を生けるオリジナルインテリア
野の花は、ガラス瓶やコップにいけるだけでも楽しめますが、和食器を使うと、また違った雰囲気が楽しめます。「野の花司」で取り扱うものに限らず野花は、細くて剣山に刺さらないものが多いのですが、陶器や金属などでできた小さな“花留め”を使うことで、花一輪からでもアレンジメントを楽しむことができます。“花留め” は食器の中に入れて飾りますが、こうして食器を使うことで生活空間にも馴染みやすくなり、窓際や飾り棚、食卓にもとてもマッチするインテリアにすることができます。“花留め”は「野の花司」の店内でも購入することができるので、気に入ったお花が見つかったら花留めも一緒に買って、早速、自宅にある和食器などを使ってアレンジメントに挑戦してみるのもいいですね。ちなみに、枯れにくく長く育てられるのが“枝もの”で、まさにこの季節の桜はうってつけ。小さくても、お部屋の中にお花の存在があるだけで、心もあたたまり、よりいっそう早く春が近づいてくるようです。

また、お客様を迎える時、ちょっと贅沢に野の花を飾りたい時は、お店にお気に入りの食器や器の実物、写真を持参し、予算とイメージを伝えれば、それに合う野の花のアレンジメントもオリジナルで作ってもらうこともできるそうです。



草花たちとより長く楽しめる寄せ植え
「野の花司」さんが教えてくれるもう一つの野の花の楽しみ方が、“寄せ植え”です。 一種もしくは数種類の草花をひとつの鉢に植えた “寄せ植え”。ちょうどこの季節のおすすめの一つが、“スミレ”を取り入れたもの。 スミレは1〜2cmほどの小さな、紫色の花を咲かせますが、その慎ましく咲く可憐な花は、本格的な春への期待に心をほんのりと暖かくしてくれます。開花中の花と、つぼみが一緒になったものを買うと、これから1ヶ月ぐらいに渡りスミレの花を間近で楽しむことができます。


また、3月を迎えた春を待つこの時期は、花だけではなく“グリーン”も色鮮やかです。例えばメインのお花のまわりに“草”や“苔”が敷き詰められてあったりと、爽やかな緑色と花々の彩色が競い合うよう合わせてあるものを選べば、よりいっそう春の鮮やかさをお家で楽しむことができます。

さて、寄せ植えで自宅に招いた草花たちですが、より長持ちさせるにはコツがあります。実は、多くの人がやってしまう失敗例が、“お水のあげすぎにより根を腐らせてしまうこと”なんだそうです。誰もがかわいがりたい気持ちで、ついつい水をやり過ぎになるそうで、実はあまり甘やかしすぎないことが野に生きる自然の花には大切なこと。例えば毎朝毎晩のように決まった時間にあげ続けるのではなく、「少し土が乾いてきたらあげる」「暖かい日が続いているから水やりの頻度を増やす」などと天気や環境に臨機応変に対応し、植物たちの“顔色”を見て、“対話”しながらお世話することが大切なんだそうです。


実は、この寄せ植え、花や葉が落ちると「枯れてしまった」と思ってしまいがちですが、種類によっては、土の上の部分がなくなってしまっても、“こぼれ種”や“地下茎”などが土の下で成長している場合もあるそうです。そういったものは、定期的な水やりを続けることで、また巡る次の季節にも芽吹きが生まれてくるそうです。どんなに小さくても自然の強い生命力に溢れた野の草花。そんな驚きで四季の移ろいを教えてくれるのも大きな魅力の一つです。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。3月はシンガーソングライターの矢野顕子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


野草・茶花専門店 「野の花司」
営業時間 10:00〜19:00/日曜・祭日11:00〜18:00
住所 東京都中央区銀座3-7-21
TEL 03-3535-6929/FAX 03-3535-6930
www.nonohana-tsukasa.com
Prev [P.14/17] Next

Recent Entries

Archive

  • NOEVIR 「植物の力」のスキンケアはこちら
  • NOEVIR Color of Life EVERY SAT / 09:00~09:30
  • TOKYO FM

TOP