寒い冬の夜、新宿駅東口から紀伊国屋書店へ。

この夜、紀伊国屋ホールで、
ある人物をめぐるシンポジウムが開かれていました。

シンポジウムの前半では、
あの、姜尚中さんが、1年あまり前に亡くなったその人物の
不思議な魅力について語りました。

そして、シンポジウムの後半に登場する人が、
会場の控え室で、こんな話をしてくれました。

何のてらいもなく、当然のように、
ペレストロイカとホタルの墓を同じ出来事として語るその人は、
高畑さん、宮崎さん、鈴木さんというつわものたちが、
よりどころにしたり、影響を受けたり、羅針盤になってもらったりした人。

とにかく、みんな大好きみたいです。
加藤周一という人物の、何かが。。。

そういえば、姜尚中さんは学生時代から加藤周一さんに憧れていたそうです。
このシンポジウムの司会をかって出た、岩波書店の山口昭男社長は、
加藤さんを知る為に、全10巻の加藤周一自薦集を出版し続けています。

あ、そろそろ鈴木さんが登場する、後半が始まります。

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ。
今週はこの1月、紀伊国屋ホールで開かれた、
新宿セミナー、加藤周一・人と仕事にお邪魔します。

加藤周一さんは、2008年の冬に亡くなられました。
そして今週土曜日、2月27日から渋谷のシネマアンジェリカでは、
加藤さんのドキュメンタリー映画
『しかし、それだけではない。加藤周一 幽霊と語る』が公開されます。

新宿・紀伊国屋書店の一階には、小さな鉱物や化石のお店があります。
ショウウィンドゥから、アンモナイトが新宿の街を見つめています。



加藤周一
「日本その心とかたち」
作品紹介ページ(DVD)
http://wdshe.jp/ghibli/product/index.jsp?cid=619

作品紹介ページ(書籍)
http://www.tokuma.jp/book/tokumabooks/1176093979990