Yuming Chord

2016/04/08 O.A【Onair List】

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M1.
Wake Me Up
Avicii


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M2.
Just When I needed You Most
Randy Vanwarmer


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M3.
やさしさに包まれたなら
松任谷 由実


2016/04/08 O.A【Onair Digest】

○ONAIR DIGEST
4月がスタートして、はや1週間。
入社式や入学式を終えた、“ぴっかぴか”の一年生たちが、ひときわ輝いて見える今日この頃です。
新年度が始まったばかりのこの時期は、私たちもまた、初心に返るいい機会。
ゆるんだ緊張感、朝はバタバタ余裕なし・・・そんな生活を見直してみたくなります。
そこで、今日のコードは「Beautiful Morning」。

■今週のChordは “Beautiful Morning”


Wake Me Up / Avicii

「朝を制するものは一日を制す」、そんなフレーズとともに脚光を浴びている“朝活”。
ご存知の方も多いと思いますが、“朝活”とは出勤前や休日に朝早く起きて、勉強や趣味、スポーツなど、自分のための活動をすることで、2008年頃に登場したワードだとか。いまやすっかり定着した“朝活”、デキる人は誰もが朝型生活という昨今。
春はただでさえ眠いけれど、ここで一念発起!
いつもより少しだけ早起きして、生活を変えてみる・・・というのはどうでしょう?
音楽業界は“夜型”になりがちで朝活とは程遠いイメージですが私は朝も大丈夫!
ツアー中といった特別な時期をのぞいて、私が起きる時間は7時半頃。ここちよい目覚めのためには自然光が入ってくるのが一番だそうです。
実は今回、改めて自分の朝の活動をふりかってみたんですが、私にとっての“朝活”は「自分という神さまへのお供え」みたいなもの。
誤解しないでいただきたいんですが、決して“自分が神さまだ”なんて言ってるわけじゃないんですよ。
“神さまからいただいた、または借りている身体に感謝する”という意味です。私が日々活動できるのは、神さまが私の魂に肉体を与えて下さったからこそ!
つまり、私の朝活は儀式のようなものなんですね。
理想の“Yuming”になるために、ゆっくり、時間をかけます。
『脳を最高に活かせる人の朝時間』という著書もある脳科学者、私の尊敬する友人・茂木健一郎さんはこう、語っています。
“朝は、世間がまだ始動せず静かなので、自分にとって本質的な活動に専念できる”。
私の自宅がある世田谷の朝は確かに静か。私の“朝活”は、本質的な活動のための準備、という感じに近いですね。
そんなわけで、今日は私の朝の一連の“儀式”をご紹介しましょう。
7時半に起床、そのままベッドから出てストレッチ(ピラティス)。
ストレッチは関節の動く範囲を広げて全身の柔軟性を高め、血液やリンパの流れをよくすると同時に、神経伝達機能を高めて脳も身体も目覚めさせます!
その後体重計に乗って身体計測。ここでコップ一杯の水を飲みます!
松任谷さんもこのくらいの時間には起きていて、SNS朝活をしているようですよ。
このひとときはお互いの聖域かもしれないですね。

Just When I needed You Most / Randy Vanwarmer

私をつくるための“朝活”、起きぬけにすぐ身体を動かしてお水を一杯。
その後は、顔体操と口腔マッサージをします。
6種類ほどのサプリを飲む。洗顔をして朝風呂につかる。
ここまでで、神さまから貸していただいている身体へのケア、終了。
時計を見ると、すでに9時をまわっています。
そしてここからはお茶の時間・・・飲むお茶はその日の気分でセレクト。松任谷さんのリクエストにもこたえます。
お天気に合わせて、くもりがちなこの季節はスモーキーなお茶を。春、よく登場するのはダージリン。
そしてフルーツを食べます。今ならバナナとリンゴですね。
さらに、松任谷さんはシリアルとヨーグルトを、私は、お楽しみの“おめざ”をいただきます。
今、はまっているのが麻布十番の「ハドソンマーケットベーカーズ」の”アメリカン”なクッキーたち。
オーナーが、ニューヨークのダウンタウンで出会ったニューヨークチーズケーキに感動。日本でお店をたちあげました。
アメリカンスイーツ、というと甘くて大雑把な味を想像してしまいますが、実際にニューヨーカーが食べているのは素朴な焼き菓子。
黒糖や雑穀、ナッツやシード類、ドライフルーツなどといった自然の恵みを使ったクッキーやブラウニー、キャロットケーキ・・・そんな味わいをめざしたのがこのお店です。
私のお気に入りの一品は、チョコチレートチップクッキーです。
そんなブランチのときのお供として、テレビをつけることもありますよ。
ちょうど昼前のこの時間は、お散歩番組が目にとまります。
旅番組よりも身近な日常、ふだんの街の様子をリラックスした目線で紹介するこの手の番組、見始めるとつい、はまってしまいます。
その代表が2006年にスタートした「ちい散歩」。そのあと、加山雄三さん、高田純次さんへ・・・・・・路線バスの旅も大人気です。
こうして改めて振り返ってみる、私の“朝活”。この手順は、ドライブみたいなものなんですよね。
頭を使わず、流れるように・・・そして、目的地は“Yuming”。
このあと仕事へ出かけたり、創作活動を始めたりといった、アウトプットの時間になるんですね。
朝、すっきりと目覚めたら、即、行動開始!
今日一日を充実したものにするために、作戦を練る。夢を実現するために、今、やるべきことについて考える。
やっぱり私は、いい曲をたくさん、みなさんに届けたい。
そのために、朝の儀式はしっかりと続けていきたいと思います。

やさしさに包まれたなら / 松任谷 由実

冬の間の早起きは寒いし暗いし、ちょっと躊躇してしまいますが、春こそ、“春眠暁をおぼえず”なんて言ってられないですよ〜。
カレーハウスCoCo壱番屋の創業者、宗次徳二さんは、「朝早く起きるとは、自分で自分の時間をつくりだすこと」と語っています。
しかも、「早起きは能力ではなく、やっている人の姿勢である」とも。
能力は怠けていれば摩滅していくけれど、姿勢はその人の“人となり”を表すもので、姿勢がいい人は信頼される。
確かに、早起きして余裕をもってやってくる人と、ぎりぎりの時間に起きて、バタバタ遅刻寸前でやってくる人と、どっちがカッコいいか・・・、言わずもがな、ですよね。
“早起きは姿勢”、肝に銘じたいですね。
早起きのコツは、やっぱりわくわくしながら目を覚ますこと。
遠足の日の朝は、自然と起きられましたよね。それと同じように、楽しいことを用意しておくのがコツです。
おめざを食べたい・・・、そんな動機で十分!
毎日、前向きな気分で朝を迎えるためにも、基本は健康第一ですね。
季節の変わり目、ご自愛ください!




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