Yuming Chord
松任谷由実
2020.04.17.O.A
今日のコードは「ユーミンからの、希望のうた。(前編)」です。
■今週のChordは“今日のコードは「ユーミンからの、希望のうた。(前編)」です。”
バトンリレー
松任谷 由実
オープニングは、2011年リリースのアルバム『Road Show』から「バトンリレー」。
今週と来週は、2週にわたって公式ホームページで募集した、「ユーミンからの、希望のうた」へのリクエストにおこたえしていきます。
必ず、春はくる!そんな想いをこめて、メッセージとともに届いたリクエスト曲をオンエア。
そのあと、Spotifyのプレイリストにしたいと思っています!
では、今日の1曲目、「バトンリレー」にリクエストして下さった、ラジオネーム<mioto>さん、静岡県の方からのメッセージをご紹介します。
静岡県 ラジオネーム<mioto(三男人)>さん
私はユーミンより少し年下。自分が還暦を迎えるなんて、思ってもみませんでした。
もし今、人生にさよならを告げなければならないとしたら・・・やり残したことだらけ。
フルートを吹いてみたかった私がいたとか、あの風景を見てみたいな、という小さなことだけではなく、選んでこなかったもう一人の私を生かしてあげたいなという想い。
他人の目を気にして言いたいことを言えなかった、他人優先で我慢してしまった、好きなこともわからなくなってしまっている「本当の私」を生きてみたい。
生まれたての赤ちゃんみたいに、真反対の自分をこれから経験してみたい。今までの自分に感謝して。
『バトンリレー』は世代交代の歌、そしてこれは私の中の世代交代。
この静かな愛に勇気をもらいます。
「私の中の世代交代」!いいかもしれないですね。
<mioto>さんからの希望いっぱいのメッセージに、私も勇気をもらいました。どうもありがとうございます!
ところで今、みなさんはどこでラジオを聴いてくださっているんでしょうか?ご自宅で仕事をしながら、という方や、いつもと変わらず家事や育児に追われている・・・そんな方も多いのかな。
私も日々、“おこもり”生活中です。この間は、我が家の食卓で長崎気分を味わいましたよ。
そして、今日の『Yuming Chord』は、あなたからのリクエストでつくるプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた」。ここで再び、プレイリストに戻りましょう。
福島県のラジオネーム<ゆこペコリン>さんの選曲で、「私らしく」。
私らしく
松任谷 由実
お送りしているのは、1992年リリースのアルバム『TEARS AND REASONS』から「私らしく」。
リクエストしてくださった<ゆこペコリン>さんからのメッセージをご紹介しますね。
福島県 ラジオネーム<ゆこペコリン>さん
「まさか、この時代にこんな経験をするとは!」と、誰もが思っている事と思います。
今、見えない恐怖を体験している私達。
本当に本当に、不安な日々を過ごしていますが、必ずこの試練を乗り越える日は来ます!
「強く、ゆっくりと自分を生きていこうね」という歌詞を口ずさみながら、日々を過ごしていきたいと思います。
強く、ゆっくりと自分を生きていこう、という歌詞。
今は、外出もままならなくて、会って誰かと話をすることもできなくて、孤独感を深めてしまっている方も、多いと思います。
でも、今こそ、ゆっくりと、自分を生きていくことを大切にするときですよね。
体調にも気を遣いながら、心の声に耳を澄ませてみる。そうすると、自分自身の本当の気持ちに気づくことができて、新たな希望が生まれてくるかもしれません。
続いては、長野県の<夏は過ぎて>さんからのリクエストで「Rodeo」。
Rodeo
松任谷 由実
お送りしているのは、2002年にリリースしたアルバム、『WINGS OF WINTER SHADES OF SUMMER』から「Rodeo」です。
この曲を、「希望のうた」として選んでくれた、<夏は過ぎて>さんからのメッセージをご紹介しますね。
長野県 ラジオネーム<夏は過ぎて>さん
「ユーミンからの、希望のうた」と聞いて真っ先に頭の中に流れた「Rodeo」をリクエストします。
立ちはだかる壁に何度も何度もたちむかう。孤独にうちひしがれながらも未来を信じて立ち上がる。
そんな情景が浮かんできて勇気が湧いてきます。
今、資格試験の勉強をしているのですが、気持ちがくじけそうになった時、「なぜなら それしかきみにできることはないから」というフレーズに、今できることをコツコツと積み上げていくしかない!と鼓舞されます。
明けない夜はないですよね。再び穏やかな日々が訪れることを信じて、ユーミンの曲に励まされながら、乗り越えたいと思います。
今は、「自分にできることを、コツコツと」やっていくとき、ですよね。
希望を忘れず、乗り越えていきましょう〜。
紙ヒコーキ
松任谷由実
続いてのリクエストは、青森県のラジオネーム<ターボー>さん、会社員の方からいただきました。
曲は、1973年にリリースした私のデビューアルバム『ひこうき雲』から、「紙ヒコーキ」ということですが、まずは、メッセージからご紹介しますね。
青森県 ラジオネーム<ターボー>さん
ユーミン、こんにちは。中学生の頃、お世話になった先生から教わった言葉を思い出しています。
「頭の中に行ってみたいところを思い浮かべてみよう。人間は想像することを許された唯一の生き物。行きたい場所を思い描くだけで、世界のどんなところへだってあなたを運んでくれる。
想像の翼はやがて原動力になって、本当にその場所へと連れて行ってくれるかもしれない。想像力は無限なのだ。」
今の状況は不自由も多く、辛いことばかりですが、いずれ訪れる未来のために、力を溜めておく良い機会かもしれません。
この言葉のように想像することをやめず、希望のともしびは決して絶やさぬように、この日々を過ごしていきたいです。
最近この曲が僕のお守りになっています。
この歌のように、翼を広げて、自由に羽ばたいていける日が必ずくるように願っています。
ユーミンも体調を崩されませんよう、ご自愛ください。新しいアルバムの誕生を心待ちにしております。
まさに!実際に出かけることができなくても、心は自由に旅をすることができますよね。私の曲で、そんな気分を味わってもらえたら、うれしいです。
では、ラジオネーム<ターボー>さんからのリクエスト。
1973年にリリースした私のデビューアルバム『ひこうき雲』から、荒井由実で「紙ヒコーキ」。
acacia
松任谷 由実
続いて、今日、最後のリクエストです。
大阪府のラジオネーム<カスタード>さんのメッセージをご紹介しますね。
大阪府 ラジオネーム<カスタード>さん
ユーミン 、いつもありがとうございます。今回は希望の曲プレイリストの1曲として、「acacia」をリクエストします。
いつか何かの記事で、この曲はユーミンが金沢の街を歩きながら思いついたと聞きました。金沢のある石川県には夫の母が1人で暮らしています。
毎年春には必ず帰省していましたが、今年は緊急事態宣言が発令され、それも叶わなくなりました。
この状況が好転したら、その時にはまた、義母に会いに行けるよう、優しい風が吹く石川へ出かけていきたいと思っています。
そんな願いを込めて、この曲をリクエストさせていただきます。
と、いうメッセージをいただきましたが、この曲には、“今は見えない未来に たったひとつの道しるべ”そんなフレーズがあります。
今はまさに、先行きが見えない不安な状態ですよね。
でも、たったひとつの道しるべは、未来への「希望」なんじゃないかな、と思います。
リクエストをくださった<カスタード>さんも、お義母さまにまた、会える日を待ち遠しく思いながら、希望をもって、今を乗り越えていきましょうね。
では、リクエストにおこたえして「acacia」。
お送りしたのは2001年リリースのアルバム『acacia(アケイシャ)』に収録された曲、「acacia」でした。
今日は、番組サイトで募集中のプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた。」に届いたリクエストにおこたえしました。
私の曲に、勇気をもらった、とか、励まされた、というメッセージを読んで、胸があつくなりました。
まだまだたくさん紹介したいメッセージが届いているので、このプレイリストは、来週も引き続き、お送りしていきますよ〜。
ぜひ、あなたも番組ホームページにあるリクエストフォームに、「希望のうた」を、リクエストしてくださいね。
そして、このプレイリスト「ユーミンからの、希望のうた。」は、Spotifyにて配信する予定ですので、お楽しみに!
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