新年、あけましておめでとうございます。
まだ三が日ですから、おせちやお屠蘇をいただいたり、書初めをしてみたり、初詣に出かけたり・・・そんな、スタンダードなお正月を楽しんでいらっしゃる方も、多いと思います。
やっぱり、今日くらいまでは、正統派の過ごし方が気分も落ち着くというものです。
そこで、「Yuming Chord」も、心華やぐ音楽特集、お届けします。
2020年最初のコードは「Standard Songs Sellection〜Celebrate the new year!」
■今週のChordは“Standard Songs Sellection〜Celebrate the new year!”
Strangers In The Night
Frank Sinatora
“20世紀を代表する偉大な歌声”という意味の“ザ・ヴォイス”というニックネームをもつ、フランク・シナトラが歌う名曲!
邦題は「夜のストレンジャー」で、テレビドラマやバラエティ番組のテーマソングなど、耳にしない日はないくらい、スタンダードなナンバーですよね。
オリジナルは1966年のリリースで、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞と、最優秀レコード賞を受賞しました。
そして、モノによっては人間よりも寿命が長くて、代々、受け継がれていったりもして…そこには、すべてのジェンダーやジェネレーションを越えた器の大きさがあるんですよね。
私も、ここのところ創作活動が続いてますが、シンガーソングライターとして、そんな1曲を作っていきたい、といつも思っています。
Can't Take My Eyes Off You
Frankie Valli
フランキー・ヴァリは、1960年代に活躍して多くのヒット曲を放った、「フォー・シーズンズ」のリード・ヴォーカリストでした。
オリジナルは1967年に大ヒット。カヴァーもたくさんされましたが、日本で最も有名なのはボーイズ・タウン・ギャングのヴァージョンですよね。
彼らのヴァージョンは本国アメリカでは全くヒットしなかったそうですが、ヨーロッパ各国と日本で大ヒット!
1982年のことなので、この曲といえばボーイズ・タウン・ギャング、と思っている方も多いと思います。
邦題はご存知、「君の瞳に恋してる」ですね!
A Natural Woman
Aretha Frankin
1967年にリリースされたシングルで、彼女の代表曲のひとつですが、1971年、キャロル・キングも『つづれおり(Tapestry)』のラストにこの曲を収録しています。
この曲は、キャロル・キングとジェリー・ゴフィンが作詞・作曲をしたものなので、セルフカバーした、ということになりますよね。
そんな彼女も、昨年8月、76歳で帰らぬ人となってしまいました。でも、歌声はこうして残るし、心にも深く刻まれています。
それがスタンダード、ってことですよね。
スタンダード、と聞いて思い浮かぶもの。例えばそれは、リーバイスのジーンズだったり、とらやの羊羹「夜の梅」だったり、パーカーの万年筆だったり・・・。
そして、自分だけの「マイスタンダード」っていうのもありますよね。
それがないと暮らせない!とばかり、同じものを何個も買ってしまったり、色違いでそろえたり。
一生モノ、永遠の親友、ってことなのかな。
All By Myself
Eric Carmen
1975年、エリック・カルメンのソロデビューアルバム『オール・バイ・マイセルフ』からのシングルカットで、全米2位の大ヒットになりました。セリーヌ・ディオンが1997年にカバーしたバージョンも話題になりましたよね。