秋は日に日に深まって、“冷え”が気になる季節です。
気分的にも、なんだかちょっと、人恋しい。
そこで今日は、エモーショナルな気分になれる音楽特集をお送りします。
洗練されたサウンドに宿る熱い想いは、きっとあなたに届くはず!
今日のコードは、「Blue-Eyed Soul Sellection by Yuming」です。
■今週のChordは“Blue-Eyed Soul Sellection by Yuming”
Everytime You Go Away
Paul Young
ポール・ヤングはソウルミュージックのカバーバンドを経て、82年にソロ・シンガーとしてデビュー。
ニューロマンティックムーベント全盛の時代、彼はR&Bをベースにしたポップ・ソングを歌い、Blue-Eyed Soulシンガーとして人気を集めました。
この曲は、Blue-Eyed Soulデュオ、「ホール&オーツ」が1980年にリリースした曲ですが、ポールが1985年にカバー。
原曲のタッチを残しながらPOPにして歌い、全米ナンバー1を獲得し、世界的な大ヒットソングになりました。
黒人たちが作り出したソウルミュージックを愛した白人たちが、そのエッセンスを取り入れて、自分たちの音楽をやろうとしてできあがったのが、Blue-Eyed Soul。ブラック・ミュージックに、並々ならぬ愛情とリスペクトをこめて、独自の解釈を加えて表現したもの、と言われています。
日本でも人気がありましたし、今話題の「シティポップ」にも影響を与えたジャンルですよね。
Don't Cha Wanna Ride
Joss Stone
彼女は、1987年、英国ドーバー生まれ。14歳でオーディションに合格して、16歳でクラシック・ソウルのカヴァー・アルバム、『ザ・ソウル・セッションズ』をリリース。
ホワイト・アレサ・フランクリンと呼ばれるほど、その歌声は絶賛を浴びました。
2004年、全曲オリジナルの2ndアルバム『マインド、ボディ&ソウル』をリリースし、全英アルバム・チャートで1位を獲得したんですよね。
ガールズ・ソウル指折りの名曲、バーバラ・アクリンの「Am I The Same Girl」をサンプリングした1曲。
SWING OUT SISTERのカヴァー・ヴァージョンでもお馴染みですよね、彼女の歌声は、まさに現代のBlue-Eyed Soulです!
Fairground
Simply Red
ソウル/R&Bの影響を色濃く受けた白人アーティストの音楽、Blue-Eyed Soul。
このジャンルは、本当に才能豊かな人たちばかりですが、中でもシンプリー・レッドは秀逸です!
彼らは、1985年にイギリスのマンチェスターで結成されたバンド。
「Fairground」は、1995年にリリースされたアルバム『Life』に収録されています。
前作の『Stars』とともにUKで国民的バンドと言われるようになった頃のアルバムです。
ちなみに「Fairground」は、UKチャートで初めて1位を獲得した、記念すべきシングル曲です。
How Do You Sleep?
Sam Smith
ここ数年私が追い続けているアーティスト、サム・スミス。
「僕に嘘をついておいて、君は眠れるのかい?」
かつての恋人に、そう歌う1曲。
サム・スミスはメランコリックな“めめしい”系の音楽がお得意なのかも?
そして、いよいよ11月!
「コンサートツアーのベスト版」ともいえる「タイムマシーンツアー」が、映像作品になって来週6日に発売されます。
これまでの45年間でお送りしてきたライブをアレンジして、新たな見どころ満載となったステージを、Blu-ray/DVDにおさめました。
『TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years』。
アンコール映像ほか、特典映像もありますので、ライブに来た下さった方はもちろん、未体験の方にもぜひ、味わってほしいと思います。