それと、レモンの保存。レモンは乾燥に弱いので、まるごとひとつを保存する場合はラップでしっかり包むか、密封できる袋などに入れて、冷蔵庫へ入れるのがベストだそうです。それで2週間ほど保存できます。
ちなみに冷凍してもOK。果汁を絞って冷凍する、というのもアリですが、まるごと冷凍しておけば、果汁が絞りやすかったり、そのまますりおろして使うのに便利だそうです。
すりおろして使うと、香りが際立ちますし、皮もあますところなく使えますよね。
レモンのビタミンCは低温にも強いらしいので、冷凍しても大丈夫だそうです。
ぜひ、お試しあれ!
Made Of Stone
The Stone Roses
レモンのルーツはインド北東部に自生していた「シトロン」という柑橘類です。
イスラム教徒のアラブ人たちが中近東を経てヨーロッパへ伝え、のちに、コロンブスがアメリカ大陸へ伝えました。
17世紀半ば以降には世界各地で庶民が料理などに使うようになったそうですが、日本へは明治のはじめごろ、静岡県の熱海に伝わったという説があります。
湯治に来ていた外国人が庭先にレモンの種を播いたのが始まりといわれていて、それ以降、静岡と気候的に近い場所へと伝わっていったようです。
なんといっても、私の大好物はホテルオークラの「レモンパイ」!
焦げ目のついたメレンゲをさっくりと割った中に、濃厚なレモンカスタードクリーム。安定、テッパンのおいしさです!
ところで、英語で「Lemon」という単語が使われている慣用句を調べてみたら、実はネガティブな意味合いのものが多いんですよね。
でも、レモンに対する良くないイメージはアメリカ英語に特有のものだそうで、「Lemon」だけで、アメリカではポンコツ、欠陥品、役にたたないもの、という意味を表したり、「do me a lemon」は「まさか!」「冗談でしょ」という意味のスラングなんだそうです。
そして、こんなことわざもあります・・・“If life gives you a lemon, make lemonade”。
これ、「もしレモンを与えられたら、レモネードにすればいい」というのがそのままの意味ですけど、苦境にあってもそれを無駄にせず前向きに生きなさい、という教えらしいです。
酸っぱいレモンだって、シロップとともに水を入れて割れば美味しくなる、ってことでしょうか。
レモンの酸っぱさが苦手、という人も多いんでしょうけれど、酸いも甘いもかみわけてこそ、の人生ですよね!
太陽の逃亡者
松任谷 由実
今日は「Lemon」というコードでお話してきました。
あのたたずまいといい、香りといい、主役級の脇役ぶりといい、もしもレモンがなかったら、この世界はきっと、味気なかったかもしれない・・・そう思います!