そんなコールドプレイの「冬の音」サウンドは、2005年に発売された3枚目のアルバム『X & Y』から、「SPPED OF SOUND」です。
SPPED OF SOUND
Coldplay
What You Do With What You've Got
EDDI READER
エディー・リーダーの「What You Do With What You've Got」。
ソロデビューアルバムからの1曲。とても冬のイメージがするサウンドですね。
アコースティックな音は、冬と相性がいいかもしれないですね・・・。
続いてはさらに温度低めのボーカルです。ボン・イヴェールの「HOLOCENE」。
HOLOCENE
BON IVER
アメリカ・ウィスコンシン州出身のシンガー・ソング・ライター、ジャスティン・ヴァーノンのソロ・プロジェクト、ボン・イヴェールの「HOLOCENE」です。
この曲はご存知、2012年の第54回グラミー賞でベスト・オルタナティブ・アルバムを受賞した、『Bon Iver』に収録されていて、その年のソング・オブ・ジ・イヤーにノミネートされていました。
彼のデビューは衝撃的!確固たる世界観ですね!
ノース・カロライナでやっていたフォーク・バンドの解散、恋人とも別れ、病気にまでなってしまった彼は、故郷のウィスコンシンに帰って、父親の狩りのためのキャビンにひとりこもってひとり音楽を作って歌った・・・・・・。
自分の声を何度もオーヴァーダブして重ねたコーラス、アンビエントな音響、静謐なムード・・・・・・それがボン・イヴェールとしてのデビューアルバム『For Emma, Forever Ago』になった、というのは有名な逸話。
ウィスコンシン州の冬は、マイナス10℃まで冷え込むとか。
寒さと孤独と絶望の底で見つけた音楽という名の希望の光、そんな感じでしょうか?
「冬の音」コレクション、最後にお送りするのは、ちょっとベタ?かもしれない冬の曲。
The Dream Academyで「LIFE IN THE NORTHERN TOWN」。
LIFE IN THE NORTHERN TOWN
The Dream Academy
1983年にロンドンで結成された3人組、The Dream Academy。
これまでのブリティッシュインヴェイジョンの流れとは違った、アコースティックかつフォーキーなサウンドで注目を集めました。この曲は1985年のデビューアルバム『ドリーム・アカデミー』からのファーストシングル。
・・・なんといってもこの曲、寒々としたイントロから、そしてティンパニーの音とともにドラマティックにもりあがる印象的な曲ですが、歌詞は意外にも、イギリスの北にある田舎町の日常、そこに漂う悲しみをひたひたと歌っています。