Photograph
Stacey Kent
アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲をステイシー・ケントがカバー。
1997年のレコード・デビュー以来、キュートでインテリジェンスあふれる作品で、日本でも高い人気を誇る女性ヴォーカリストで、英語、フランス語、ポルトガル語を操る“ジャズ・ソングバード”として活躍中。
声って、多かれ少なかれ、その人自身を物語るし、「人生」がにじみ出ますよね。
たとえば女性ボーカルの場合は同性だけに、「若い!でも、私にも怖いものナシの、そんな時期があったな」とか、「わかるわかる、いろいろあったよね」なんて思ったりして、寄り添って聴きたくなります。
Dream
Diana Krall
昨日、お誕生日を迎えて53歳になったダイアナ・クラールは、グラミー賞の常連でもある「ジャズ・ボーカルの女王」。
2年ぶりのリリースとなった最新アルバムは、『Turn Up The Quiet』。
「L-O-V-E」や「Night And Day」などスタンダードナンバーをじっくり歌いこんだ1枚です。
その中から、キャピトル・レコードの設立者で、副社長も務めた作曲家、ジョニー・マーサーが1944年に作曲したスタンダードナンバーが、「Dream」。
フランク・シナトラが歌ったことでも有名ですが、ジャズ・コーラス・グループ、パイド・パイパーズのヴァージョンは、1945年に18週連続全米チャート1位を記録する大ヒットとなりました。
Carry On
Norah Jones
この人の声も、冷えた心をそっと、あたためてくれますね。昨年リリースされた最新アルバム『DAY BREAKS』からの1曲。
前作から4年のブランクを経たこの1枚は、「ノラ・ジョーンズ 第二章の幕開け=夜明け」、ともいえる作品。
収録された12曲はすべてピアノ演奏によるもので、ジャジーなノラ、再び!という1枚。