Yuming Chord
松任谷由実
2017.11.03.O.A
♪Onair Digest♪
11月3日、祝日の今日、いかがお過ごしですか?
“自由と平和を愛し、文化をすすめる”文化の日!
今日は、自分なりの「文化」を楽しみたいですよね。
美術館や映画館へ出かけるもよし、おうちで音楽を聴いたり読書をするもよし。
昼間からゆ〜っくりとお風呂に入ってリラックス・・・、そんなのもあり、じゃないですか?
それこそ、理想的な文化的生活!
そこで、今日のコードは「Take a Bath!」です。


■今週のChordは“Take a Bath!”

m1 Just For Now
Imogen Heep

今週は木枯らし第一号が吹いて、秋から冬へ季節が一歩、進んだ東京。
日に日に気温も下がってゆくこの時期は、身体の調子が今ひとつ・・・・・・という方、多いですよね。
寒さで身体が凝り固まってしまって、巡りがよくないな・・・・・・、と感じている方も多いんじゃないかな。
そこで、改めて日本のお風呂文化はスバラシイ!と、感謝をこめて、「Take a Bath!」というコードでお送りしてきます。
早速ですがバスライフって、人それぞれにゆずれない流儀がありますよね。
私の場合、夜はシャワーでメイクや汗を流すだけですが、朝、ゆっくり風呂に入る派かな。今日みたいな休日は、昼間風呂もいいですよね。ちょっと贅沢な気分になれます。

バスタイムに欠かせないグッズのひとつといえば「バスオイル」です。
お湯や水と油なんて、混ざらないのでは?と心配されるかもしれませんが、バスオイルはちゃんと、お湯や水に溶けるように出来ています。

中でもお気に入りはアロマテラピーアソシエイツのもの。
1985年に英国で創立された老舗のブランドで、世界中のアロマセラピストや高級スパから支持されています。お風呂から出た後もずっと香りに包まれている感覚を味わえるんですよ。目的にあわせてシリーズに分類されているんですけど、私が好きな香りは・・・・・・
「プリーズ」なら不調なときの力強い支えがテーマでユーカリやペパーミント、ティーツリー、パインなどフレッシュで清潔感のある香りですっきり!
「マインド」はストレスからの解放とリフレッシュがテーマ。プチグレン、ローズマリー、フランキンセンス、ワイルドカモミールなどクリアで清涼感のある落ち着いたウッディーな香り。心身のバランスを取り戻してくれたり。

お風呂上りのルーティンも人それぞれ、ありますよね。ここで豆知識をひとつご紹介します!
温まった身体をキープするためのちょっとしたコツは、足先に冷たい水をかけるといい、といわれます。入浴中は体温の上昇にともなって血管が膨張していて、面積も広がっているので、体温があっという間に下がるそうです。ふくらはぎやつま先に水をかけると、それがきっかけで身体中の血管がひきしまり、熱が放出されにくくなるそうですよ。真冬に水はムリ!という人は、ぬるま湯でもOK。おためしあれ。
でも、心臓の弱い方はご注意くださいね。足先とはいえ。

お風呂の効能っていろいろあるようですが、脳科学者の茂木健一郎さんいわく、バスタブに漬かるのは「母体の中で羊水に浸かっているのと似たような状態」と言われているそうです。それは絶対的な安全基地で、へこんだときや落ち込んだときに必要となるスペース。
母親のおなかの中で守られていたような気分や、優しくされたことを思い出すような場所が「お風呂」なんだそうです。
“あ〜、いいお湯だった!”と、心から思えるゆったりとしたバスタイムのあとは、たとえおうちのお風呂でも、温泉の「転地療養」的な効果がありますよね!


m2 Too Good At Goodbye
Sam Smith

休日の過ごし方、どこかへ出かけるのもいいけれど、ゆっくりバスタブに浸かるのもあり、ですよね。
たとえば、お風呂の効能で注目されているのが、「脳のデフォルト・モード・ネットワーク」。
バスルームは、外からの情報や感覚を遮断する場所で、裸になれる絶対安全地帯です。それは、脳は課題やタスクを意識せず、身体も何もせずリラックスしているとき。
そこで働く脳の活動を「デフォルト・モード・ネットワーク」といいます。一種の瞑想状態なんですが、自分自身について考えたり、記憶が整理されたりするのと同時に、いろいろな発想やひらめきが生まれたり、創造性が発揮されたりもするそうです。

自分を俯瞰して見る、メタ認知もできるんだそうですが、ふと、忘れていた大切なことを思い出したり、悩んでいたことの解決法を見出したり。
もちろん、健康上のいいこともたくさんあります!
人が眠くなるときは、体温が下がっていきます。
そこで、眠りたい時間の1時間半ほど前にお風呂で身体を温めると、その後ゆるやかに体温を下げてくれるので、自然と良質の睡眠がとれるそうです。不眠症の方におすすめしたい、入浴快眠法ですね。
ダイエット中なら、運動する前に入浴して血液の温度を上げたほうが、エネルギーを消費しやすく、痩せやすい体質になるそうです。
また、食事の前に入浴すると、本来内臓になければならない血液が全身をめぐるので、胃が動きにくくなって食欲がなくなるそうです。小食ですむかも。

連休の今日は、もしかするとウチ風呂といわず、温泉に出かけている方もいらっしゃるかも知れないですね。紅葉と温泉・・・・・・風情があります!
私は、日本の温泉へは立場上なかなか行きにくいので、海外へ出かけてスパに入ったりすることのほうが多いかもしれません。

印象に残っているのがハンガリーの温泉。
温泉はヨーロッパ各地でも「スパ」として親しまれているんですが、その中でもハンガリーは国土全体で1000以上のスパがある温泉大国。
日本は火山性温泉が主流ですが、ハンガリーの温泉は地熱で温められた地下水をくみ上げているので、湯の温度は35度前後、かなりぬるめです。地元の人も観光客も水着を着てまったり長風呂を楽しんでいるんですが、本気で泳ぐ人あり、お酒を飲んでいる人あり、チェスに興じる人あり・・・・・・。私はハンガリーの首都・ブダペストの、ドナウ川をはさんで西側のブダ地区・・・、歴史的建造物が立ち並ぶ旧市街で温泉に入りました。

セーチェニ温泉だったかと思うんですが、市民公園内にある温泉で、ネオ・バロック様式の建物の中に大小18の屋内風呂と、3つの屋外風呂・・・というかプールがあります。
それと、ロス郊外の砂漠にたつ高級温泉、トゥー・バンチ・パームスも印象深いです。ロスから車で2時間ほどのところにあるパームスプリングスの緑豊かな敷地内にあって、目印はその名のとおり2株の大きな椰子の木。
西部開拓時代にこの木を見つけた人が、砂漠なのに水がある!と気づいて、この温泉が発見されました。で、宿泊つき温泉や日帰り温泉が立ち並ぶわけですが、その中でも最高級のスパリゾートが「トゥー・バンチ・パームス」なんですね。
湧き出るお湯を冷ましてそのまま使った贅沢な「源泉掛け流し」!
もちろん施設もゴージャス、アクティビティも充実していました。
でもやっぱり、なんだかんだいって我が家のバスルームが一番、落ち着く場所かな。


m3 あたなに会う旅
松任谷 由実

お風呂でリフレッシュしつつ、ただいま11月27日にスタートする舞台の稽古に励んでいます。
純愛物語meets Yuming第三弾『Yuming×帝劇 Vol.3 朝陽の中で微笑んで』です。
この舞台、帝国劇場で開催されるので、本番数日前くらいからホテル暮らしです。都の一流ホテルのバスルーム、ゴージャスですよ〜。
本館はバスルームにいわゆる「洗い場」もついていて、おうち風呂と同じように使えてくつろげる。アメニティも充実していて、タオルもふわふわ。とっても快適です!

そんな舞台の稽古も、順調にすすんでおります!先日、SNSにもアップしましたが、出演者の「怪優」たちとともに、ご飯を食べたりしてコミュニケーションをはかっています。
存在感ありすぎの怪優たち・・・・・・寺脇康文さんや六平直政さん、斉藤洋介さん・・・。
私は座長としてみなさんを束ねていくわけですが、彼らのパワーに負けないよう、歌のリハーサルを重ねていきたいと思います!

こちらの舞台のチケット購入方法や公演日時の詳細は、私のオフィシャルサイト、または帝国劇場のオフィシャルサイトをご覧くださいね。
そのほか私の近況はTwitterFacebokをチェックしてみて下さいね。



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