Yuming Chord
松任谷由実
2017.01.27.O.A
♪Onair Digest♪
毎年この時期は、つい、この間年が明けたと思ったら、もうひと月が終わろうとしてる!・・・と、焦る方も多いんじゃないでしょうか。
お正月に立てた志も、すでにあやしい・・・というわけで、ここらで仕切り直しをしましょうか。
1月28日は旧暦のお正月。世界各地で、そして日本の中華街でもにぎやかな祝祭が始まります。
おごそかな日本のお正月もいいけど、派手なニューイヤーズパーティーでふたたびの年越しもアリ!
そこで、今日のコードは「Chinese Magic」。


■今週のChordは“Chinese Magic”

m1 The King of China's Daughter
Natalie Merchant

アジアンカルチャーやツアーがブームになるそのずっと前から、アジア方面をチェックしていた私。
『水の中のASIAへ』というタイトルでアルバムをリリースしたのが1981年5月、今から35年も前になります。
その間、アジア各国との関係は、ぐっと身近になったり、とてつもなく遠く感じることがあったり・・・国交レベルでは心痛むこともありますが、個人的に触れ合えば親しみがわくというものです。
私はここ近年、プライベートで韓国や上海に出かけたりもして、独特の魔法にかかってきました。
まず、気軽に魔法にかかるなら、中華街です!
日本三大中華街といえば、横浜中華街、神戸の南京町エリア、そして長崎新地中華街。
どの中華街も好きですが、出かけやすいのはやっぱり横浜中華街ですね。
日本最大の中華街だけあって、食べ物屋さん、雑貨屋さん、食材屋さん・・・・・・など、たくさん!
パワースポットもあるんですよ!
三国志に描かれた武将・関羽をまつる、商売繁盛の神さま「関帝廟」や、いわゆる中華街エリアからちょっとはずれたところにある、「横浜媽祖廟(よこはままそびょう)」。
もともとは航海の安全を守る神様ですが、縁結び・恋愛成就の神様としても最近は有名だそうです。
ちなみに横浜中華街は今晩24時からカウントダウン、28日(土)は夕方から商売繁盛・五穀豊穣を祈って、獅子舞が舞いを披露しつつ街を練り歩きます。お獅子に頭をかじってもらうと魔よけになるそうですよ。
春節のイベントは2月11日まで開催しています。
神戸の南京町はこじんまりしていますよね。ぶらっと歩くのにちょうどいいサイズ、今年は神戸開港から150年を迎えたメモリアルイベントが盛りだくさんだそうです。
春節祭は今日から29日の日曜まで開催しています。
長崎新地中華街は中国からの貿易品の倉庫を建てるため海を埋め立ててできた街、長崎市の姉妹都市・中国の福建省の協力でできた石畳が有名です。
明日から2月11日まで、「長崎ランタンフェスティバル」を開催します。
市内を中心に1万5000個のランタンが彩られます!
中国を出て新たな挑戦をしようとする人々は、ご存知のとおり世界中にいます。彼らのたくましさは、見習うべきところでもありますよね!
旅先のチャイナタウンは、ちょっとした心のよりどころになったりもします。
中華料理なら味の想像もつくし、ハズレが少ない・・・みたいなね。
私が行ったことのあるのは、アメリカならサンフランシスコのチャイナタウン。世界最大級ともいわれていて、飲茶を楽しみました。
と、いうわけで「China Magic」の最たるものは、中華料理の美味しさ!
Chinese Magic、恐るべし!です。


m2 My Day
Leah dou

去年、プライベートで出かけた場所が上海でした。
「東洋のパリ」とも呼ばれたフランス租界地区のプラタナスの並木。
外灘(ワイタン)地区は20世紀初頭の洋館建築が並ぶエリア、上海バンスキングの世界そのまま、1階のジャズ・バーが有名な「フェアモント・ピース・ホテル」は、クラシカルな雰囲気です。
上海グルメといえば、上海蟹や小籠包、火鍋など。
そして、上海通の友人に連れて行ってもらったレストランが、アミューズメント系!?
レストランの場所が明かされていない秘密のお店、その名も「ウルトラバイオレット by ポール・ペレ」。
決めれらた時間に指定の場所に集まって、送迎バスに乗ってあやしく古い町並みを通り過ぎてその店へ・・・。
紫色のライトに照らされた回廊を抜けると、ダイニングテーブルがひとつ。
1日に10名限定の体験型エンターテインメントグルメというふれこみです。
メニューはおまかせ、創作フランス料理で全20皿が提供されます。部屋全面のスクリーンにプロジェクションマッピングが映し出されて、料理ひとつひとつが映像や音楽、香りとともに運ばれてきます。
フランス出身のシェフ・クリエイター、ポール氏は、パリ・香港・シドニー・ジャカルタ、イスタンブールなどを経て、2005年に上海上陸。
旅の最中に得た五感の記憶を生かして、料理を創作しているんだとか。
印象に残っているお料理は、中身を注射器でスープに注ぐと麺の出来上がり!
まさに、「Chinese Magic」な体験でしたね。
「Chinese Magic」といえば、中華街や一般家庭でよく見かける「福」のひと文字ステッカー。逆さまにして玄関に貼ってあったりしますよね。
あれは、「福」を逆さに貼ることで、福が落ちてくる、という想いがこめられているんだとか。
真似してみたくなりますね〜!


m3 Misty China Town
松任谷 由実

実は、このコードについて打ち合わせをしていたときに、中国人の友達から聞いた、「Chinese Magic」としか言いようのない話を思い出しました。
ここでは話せないような神秘的な話なんですけど、“本当にあるかもしれない”と、納得させられてしまうパワーがありました。
そして、旧正月を過ぎて、立春を過ぎたらいよいよ始まる、「SURF & SNOW in Naeba Vol.37」!
「NET MAGAZINE IN NAEBA【Y MODE】」はすでにスタートしています。
今年10周年を迎えるこのサイトでは、これまでを振り返るアーカイブ映像や復活企画など、ここでしか見られないレアな内容をお届けしています。【Y MODE】の詳細は、私のオフィシャルサイトをチェックしてくださいね。
そのほか、TwitterFacebookも随時更新中!
こちらもぜひ、見てみてくださいね。




過去のO.Aはコチラ!
♪menu♪
番組TOPページ
番組へお便りはコチラ!
Message to Yuming
Yumin最新情報!
Information
TOKYOFM TOPページ

▲ページ上部へ
(c) TOKYO FM