Yuming Chord
松任谷由実
2016.02.12.O.A
今年で36回目を迎えた「SURF & SNOW in Naeba」も全8公演中4公演、すでに半分を終えて今夜のステージから後半戦となります!
だいぶ余裕もでてきたところで、この番組もリラックスしてお届けしていきますね〜。
そんな今日のコードは「SURF & SNOW 2016〜DENIM DREAM」!
■今週のChordは“SURF & SNOW 2016〜DENIM DREAM”
Cowgirl Blues
松任谷 由実
今年のステージは、観ている方にもすぐにわかっていただけると思いますが、「デニム」。
私も含めて、バンドメンバーもみんながデニムを身にまとってステージに立っています。
デニム、というとみなさんはどんなイメージがありますか?
今回のステージでも、何着か衣装チェンジをしていますが、ジーンズとあわせた小物、小道具にも注目!
今回の「SURF & SNOW in Naeba」のステージでは、そんなデニムの歴史をたどってみたりもしているんですが、松任谷正隆さんいわく、「衣装をデニムにしよう、と決めたのが最初で、そこから選曲したりステージのセットを決めていった、とてもレアなケース」が今回のライブ。
過酷な作業でも擦り切れないズボンを作って欲しい、そんなリクエストから誕生したジーンズは労働者たちの作業着がそのスタート。
その後、開拓時代のカウボーイが活躍する映画の人気によって一般の人々へ浸透、富裕層も穿くようになり、やがて戦時下で労働に狩り出された女性も穿くようになり、戦勝国・アメリカの兵士たちが世界各国でジーンズ姿を披露して広まっていきます。
そして、戦後のヒッピームーブメントから“自由と反抗”の象徴になったり、さらにそのカウンターカルチャーとしてのパンクシーンのスタイルとなったり、ワークウエアからファッションウエアになって現在にいたるわけですね。
それを、私の楽曲とセット、衣装で展開していく今回のステージ。
命の花
松任谷 由実
今回、私たちが苗場入りする前は雪が少ない・・・なんてことを聞いて心配していたんですが、コンサートがスタートしてからは、まったく問題なし!雪質もいい感じです。
そして、今夜もまたステージに立つわけなんですが、今回のテーマ「デニム」とともに、もうひとつ裏テーマにすえたのが「お客様参加型」ということ。
これからいらっしゃる方のために、くわしくはお話しませんが、みなさんにもいろいろ、参加していただいています。
ちなみに、2月6日の回では、当日がお誕生日だったドラムの小田原豊さんへ、客席のみなさんも巻き込んでサプライズのプチ・お誕生会をしました。
そして、こちらは毎年恒例となった、お客様からのリクエストコーナー。今回は、いつにも増して私に発見を与えてくれている気がします。
「私が偶然指名したお客さんとの出会いやトーク、そしてリクエストナンバーが媒介になって、改めてわかることがいっぱい。
曲を作ったときには遠くにあってうまく伝えられなかったようなことが、聴く人の魂レベルにちゃんと届いていることが実感できてうれしいし、改めて示されているみたい」(2月6日のステージでのYuming談)
そして、リクエストをはさんでからチェンジ・オブ・ペース!デニムの持つさまざまな要素を、楽曲で表現していきます。
AGジーンズで一躍有名になったジーンズデザイナー、アドリアーノ・ゴールドシュミットいわく。
「デニムには命が宿っている。それはからだにあわせて変化し、やがて着る人に変わらぬ愛を示してくれる」
確かに、デニムって生きてるな〜って思いますよね。しかも、性別でたとえるならその柔軟性、多面性は女性のような・・・?
そんなことも感じつつ、これからステージを観てくださる方に楽しんでもらえますように!
気づかず過ぎた初恋
松任谷 由実
「SURF & SNOW in Naeba」残りあと4回のステージを終えて雪山を降りたら、本格的な創作活動に入るわけですが、そのためのエネルギーを、会場のみなさんからたくさんいただいている気がします。
お友だちもたくさん来てくれて、嬉しいです。
これからいらして下さるみなさんとの出会いも、きっと、私の力になるはず!
ブリザーディウムで、待ってるからね〜!
『苗場プリンスホテルのバー「シャトレーゼ」の期間限定カクテル「SURF & SNOW2016」と「気づかず過ぎた初恋」カクテル』
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