True Blue
Madonna
「青」という色、実は私たちの日常にはあまりない色、現実にはない色、と言われています。古代ギリシアで体系化されていた"四大元素"は「大地・火・水・空気」。それぞれ、大地は黄色、火は赤、水は白で空気は黒。
青は別世界の色、つまり「死」をあらわす色として、忌み嫌われていたことさえあるとか。そのせいなのか・・・「青」という色にもつイメージは静か、内省的、孤独...。
そんな「青」は、好きな色のひとつ。中でもさらに細かく分類した時に好きな「青」といえば・・・ピーコックブルーやターコイズブルー。
「青」は食欲を抑える効果があるので、キッチンまわりやテーブルまわりを青にすると自然とダイエットが出来るそうですよ。鎮静作用があるとされる「青」。イギリス北部の都市・グラスゴーのある通りの街灯を、青色にしたらその街の犯罪率が低くなったとか。
日本でも青色防犯灯を使って犯罪抑止に役立てている街もあるそうですよ。
Captain Of The Heart
Double
Blue On Blue
ボビー・ヴィントン
世界各国には、「青」が印象的な風景がたくさんあります。トルコの「ブルーモスク」、イタリアは青の洞窟、インドの通称「ブルーシティ」。
「青二才」の「青」は言葉にも色々使われています。ぱっと思い出すのは「青春」という言葉。なぜ、10代の甘酸っぱいあの時期が「青」なのか。調べてみると、古代中国の五行説がもとになっているようですね。
青が東の方向をあらわして「春」。赤が南で「夏」、白が西で「秋」、黒(玄)が北で「冬」、そして黄色が中央をあらわします。そこから、青と春で「青春」という言葉になったんですね。 青春とは希望にあふれ、夢にあこがれるひととき・・・人生において春の時代ですものね。
英語で「BLUE ROSE」といえば、不可能を意味する言葉。青いバラはありえない、ということですね。ブルーがそれだけ、貴重な色だったんでしょうか・・・。
でも、鳥や昆虫には、美しい青を身にまとったものがいますよね。その美しさといったら、本当に特別!
Blue Planet
松任谷(荒井)由実
今日、いよいよ全国をまわってきた『POP CLASSICO』ツアーの最終日です。
ブルー、といえば憂鬱な気分、落ち込んでいる様子をあらわす言葉でもあります。マティスじゃないけど「ブルー入ってる」みたいな言い方をしたりしますよね。青という色には、美しさだけじゃなく、ちょっとした悲しみがまじっているから魅力的なのかもしれませんね。