Yuming Chord
松任谷由実
2014.06.13.O.A
熱帯雨林のむせかえる緑。空と海、その完璧な青。巨大なキリスト像を照らし出す金色の夕陽。街角のグラフィティアート、カリオカのスタイル。
情熱あふれる色彩が、私の背中を押している。人生を鮮やかに染めてゆくことが、あなた自身の生きる証。誰よりもカラフルな人生に、サウージ!!
■今週のChordは“Eu Te amo,Brazil!”
Palco
Gilberto Gil
ブラジルのサルヴァドール出身。カエターノ・ヴェローゾらとともにブラジルのポピュラー音楽を作った第一人者!2003年から2008年までブラジルの文化大臣を務めたことでも有名。この曲は、1980年のアルバム『ルアール』からの1曲で、まさに定番中の定番ソングとして親しまれています。
いよいよ開幕した「2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会」サッカー強豪国としての意地を見せるのか、ブラジル!?....というのも当然気になるところですが、ブラジルにはサッカーだけじゃない魅力がたくさんあります。
ブラジルが熱い視線を浴びている今、「愛してる!ブラジル!」というコードで、私なりにこの国の魅力を探っていきます。
今回ブラジルで開催される「2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会」は、20回目の節目となる記念大会。さらに、ブラジルでの開催は64年ぶりということもあって、本国では異常な盛り上がり。始まる前はストやデモ、競技施設の建設が遅れたり・・・、とすったもんだありましたが、やっぱり、国中が熱狂している熱〜い様子が伝わってきますよね。
そんなブラジルですが、このあと2016年には夏季オリンピックが開催されますし、今、最も注目を集めている国ですが、私にとってブラジルといえば、やっぱり「音楽」です。
Wave
Nara Leao
ボサノヴァの生みの親、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲をボサノヴァ界のミューズ、ナラ・レオンが歌っています。まさにブラジルの海岸の風景が浮かんできそうですね。
ブラジル音楽の特徴は、さまざまな人種と文化のミックスカルチャーの産物。1950年代にリオで生まれたボサノヴァにもさまざまな要素が組み込まれています。
例えば、かの有名なイパネマの海岸。さらに、イパネマを奥に入ったところにある植物園に隣接しているアントニオ・カルロス・ジョビン記念館へも行ったことがあります。ジョビンの愛用品、直筆譜面、創作部屋などを見学しました。
Velas Icadas
Ivan Lins
IVAN LINSは、リオ・デ・ジャネイロ出身。ブラジリアン・ポビュラー音楽とジャズに系統した世界的なミュージシャンです。エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、クインシー・ジョーンズ、パティー・オースティン、セルジオ・メンデス、マイケル・ブーブレなどなど、様々なミュージシャンにカバーされています。
今回、サッカー観戦にブラジルへ行く!という方はぜひ、ブラジルのファッションもチェックしてきて欲しいと思いますね。何しろ、色使いが本当にすばらしい!さすがの色彩感覚です。
中でも世界的に有名なブランドといえば、「OSKLEN」。日本では、表参道と二子玉川にお店があるので、ご存知の方も多いかと思います。「トロピカル・プラダ」とも呼ばれている、リオ・デ・ジャネイロ発のブランドです。
デザイナーのオスカル・メツァヴァド氏は医学を学んだ経歴の持ち主で、自分のためのサーフィンウェアを作ったり、登山隊に医師として参加するにあたって機能的な防寒服を作ったりするうちに、自らのファッションブランド「オスクレン」を立ち上げることになったといいます。
オスカル氏の思いは「上質でブラジルのスピリットを感じるものを造りたい」。まさに、その言葉どおり、医師ならではの機能性も備えたアイテムが揃っています。
そして、ブラジル発のシューズにも、有名なものがありますよね。カラフルなビーチサンダルでおなじみの「havaianas」。
ビーチサンダルをセレブたちの普段着アイテムにしてしまったこのブランド。鼻緒とリベットを組み合わせることのできるオーダーサンダルもあります。カラーも、色鮮やかなものはもちろん、シックな色あいも豊富なのがポイントですね。
ブラジル大会記念の、サッカー強豪国20カ国特別モデル、その名も「TEAMS」を発売中。これ、気分が盛り上がるかも。
さらに、レイニーシーズンにぴったりのプラスチックシューズでおなじみなのが、「melissa」。軽くて耐久性もバッチリ、履き心地もいいそうです。全国各地のセレクトショップやフラッグショップで見たことのある方もいるはず。カラーリングも、デザインもすごくキュートです。
あのアディダスがブラジル生まれのブランド、The Farm Companyとのコラボコレクションを発表。ボタニカルプリントや、ブラジルの鳥柄のアイテムは注目度大!なんといってもアディダス!ジャージ素材で動きやすいのも魅力です。
ブラジルに行けなくても、身につけているだけでハイになれそうなブラジルブランドの数々!ネットショッピングしちゃおうかな(笑)。
あの日にかえりたい
荒井 由実
ブラジルの音楽を聞いたり、自由奔放な色彩感覚を改めて見ていると、それだけでなんだか気分が上がる気がします。もちろん、サッカー観戦もしかり、ですよね。地球の裏側で盛り上がることにしましょう!
音楽、ファッション、サッカーだけ・・・ではありません。まだまだ多彩な魅力あふれるブラジルについて、来週も私なりの視点で特集したいと思います!
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