No More Cloudy Day
The Eagles
実は今日、9月20日は「空の日」。
1911年のこの日、日本の飛行船開発のパイオニア、山田威三郎という人が作った国産の飛行船が、東京上空を一周するのに成功したといいます。今日から10日間にわたって、全国各地の空港を中心に様々なイベントが開催されるそうですよ。
私の歌には「雲」が本当によく出てきます。雲を眺めるのは、昔から好きだったんですね。空をじっと見つめていると、宇宙の海に島が浮かんでいるように見えたりして・・・。
英国気象局の協力のもと編集された『驚くべき雲の科学』という本には、世界各地で(ときには宇宙から)撮影した雲の風景がのっています。これがまた、見飽きない!CGみたいです!
Viva La Vida
Cold Play
今日のコード「雲」から1曲。
日本は四季があるから、雲もさまざまな表情を見せてくれます。都会のビルの谷間で、大自然の中で、高い場所(飛行機の窓など)から見下ろして・・・。
360℃が見渡せるモンゴルの砂漠では、雨雲が雨を降らせている様子が見えます。雨のカーテンみたいに!ヒマラヤではエベレスト・ビュー・ホテルの部屋の窓から、8000m級の山々にかかる雲が見えます。
いつでもどんよりと雲に覆われているのは英国。太陽の光を映し出して、さまざまな色に染まる雲の風景も印象に残りますよね。雲の隙間からオレンジ色の光が差す「天使のはしご」や、太陽の近くにある雲が淡いピンクやグリーンに染まる「彩雲」など、いずれも吉祥、よいことが起こるサインだといわれています。
ひとつとして同じ形、色のものはないのが「雲」。変化してゆくものだからこそ、私は「雲」が好きなんですよね。
ひこうき雲(リマスタリング)
荒井由実・松任谷由実
今日は「雲」というコードでお送りしてきました。
そういえば、私の事務所の名前は「雲母社」。雲の母、と書きます(雲母とはケイ酸塩鉱物のグループ名、英語ではmica)。
そして、話題の「ひこうき雲」!実はこれ、ひこうきが出した排気ガスそのものじゃなくて、ちゃんとした雲だって知ってますか?エンジンが周囲の空気を吸い込んで、圧縮・燃焼させて外に出すと、その温度は300℃から600℃。その中に含まれた水分が、高度一万m・マイナス40℃の空の世界で急に冷やされて、それが凍って雲になっている様子が「ひこうき雲」なんだそうです。
それで思い出したんですけど、『ダイアモンドダストが消えぬまに』というアルバムのMixをL.A.で終えて、出来上がったテープをホテルのプールサイドで聞いていたんですね。そうしたら、頭の上にひこうきが飛んできて、何かの広告だったんだけど、「I LOVE L.A.」って文字がいきなり空に描かれたんです!あれはなんだかちょっと、感動しました。そんな風に今年の秋はぜひ、涼しくなった喜びをかみしめながら、高い空に浮かぶ雲の様子をのんびりと眺めてみてくださいね!