男と女
フランシス・レイ
クロード・ルルーシュ監督。1960年のフランス映画『男と女(Un home et une femme)』から。
互いに伴侶をなくした男と女がひかれあいながらも過去をひきずり、心を揺らす物語。モノクロとセビアを織り交ぜた映像、ヒロインを演じたアヌーク・エーメも美しすぎました。大人になればなるほど、味わい深く鑑賞できる1本。
フランスのナイトクラブでアコーディオン奏者をしていた彼は、イヴ・モンタン、エディット・ピアフらの伴奏を経て、1960年、「男と女」で長編映画の音楽家としてデビューします。彼のスタンスは「ジャズでもオーケストラでもアレンジの可能なメロディのみを作ること」だそうです。
My Heart Will Go On
Celine Dion
映画『タイタニック』から。ジェームス・キャメロン監督、レオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット主演の世界中で大ヒットした映画です。1912年に実際に起きた豪華客船「タイタニック号」沈没事故を舞台に、その船に乗り合わせた1組の男女(貧乏画家のジャックと上流階級の娘ローズ)の短くも濃厚な恋愛模様を描いた超大作でした。
音楽担当は、この映画でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞を受賞したジェームス・ホーナー。悲劇のスペクタクルと華やかなラブ・ロマンスをもりあげたサントラそのものも大ヒット。そしてなんといっても、セリーヌ・ディオンが朗々と歌い上げるあの名曲!
What is A Youth
グレン・ウェストン
先週もとりあげたイタリアの作曲家、ニーノ・ロータが音楽を手がけた作品、1968年のイギリス・イタリア映画『ロミオとジュリエット』から。
原作は言わずと知れたシェークスピアの名作。オリビア・ハッセー(当時15歳)とレナード・ホワイティング(当時16歳)の主演でした。ロミオとジュリエットが出会う舞踏会でグレン・ウェストンが歌う「What is A Youth」。若い二人の生き急ぐ恋を暗示するかのような歌詞が印象深いですね。
日本ではこのサントラ・ヴォーカル盤がシングルヒットしていますが、アメリカではヘンリー・マンシーニ楽団の演奏がヒットして全米NO.1を記録したそうです。
The Crying Game
Boy George
1992年のイギリス映画『クライング・ゲーム』から。
元アイルランド共和国軍兵士のテロリスト一味が、仲間の釈放を要求するため、イギリスで黒人兵士を誘拐。彼の死に立ち会った見張り役の男が、身分を隠して彼の恋人に近づき、見守ろうとするうちに、そのミステリアスな魅力にひかれていく・・・という物語。ストーリーにひとひねりある脚本が絶賛されて、アカデミー賞脚本賞を受賞しました。
音楽を担当したのが、BBC交響楽団の指揮者をつとめたこともある、クラシックとポップミュージックをまたいで活躍する音楽家、アン・ダドリー。『フル・モンティ』(97年)でアカデミー賞作曲賞を受賞しています。
せつないメロディに歌詞がなんだか、物語とボーイ・ジョージの姿に重なるんですよね。
タキシード・レイン
松任谷 由実
今日のコード「Love Screen Music」から私の曲を。
恋愛映画の名曲をたくさん集めてお届けしました。選ぶのに一苦労!というぐらいまだまだたくさん、ありますが・・・、ぜひ、あなたからのリクエストもお待ちしています!
近々リクエスト大会もお送りする予定なので、お楽しみに。
♪番組からのお知らせ♪
映画のサウンドトラックをまだまだ、大特集します!
あなたの大好きな映画音楽もオンエアしたいと思っていますので、リクエストをお寄せください。
来週のChordは「Real Story Real Music」!
音楽ドキュメンタリー映画を特集してみたいと思います。 「Yuming Chord」番組サイトのトップページから、「Messege to Yuming」へとんで、 番組HPのリクエスト・メッセージのところからアクセスしてくださいね。
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