Yuming Chord
松任谷由実
2012.12.21.O.A
♪Onair Digest♪
街はクリスマス・ムード一色ですね。今年はクリスマス・イブが月曜日で明日から数えると三連休になる人もいるのでは?
クリスマスとは本来、イエス・キリストが生まれたことを静かに喜ぶ日!イエスさまが生まれたその夜は、空がまばゆい光に包まれて、天使たちの歌声が響きわたったとか。
というわけで、今日のコードは「天使」です!


■今週のChordは “天使”

m1 ベルベット・イースター
荒井 由実

「空がとっても低い 天使が降りてきそうなほど・・・」と歌ったこの曲。キリストの復活を記念するイースター祭の頃の風景を描いたもの。
先日無事終了した「松任谷由実&プロコル・ハルムツアー〜Back to the Beginning〜」こちらでも弾き語りで演奏しました。
そもそも「天使」とは天体の世界を構成する物質でできていて、本来は肉体を持たないもの。地上では物質化して人間のように見えている、ということらしいんですね。語源のギリシア語では「使者・・・使われた者」のこと。神さまの意思を伝える役割を果たすものが「天使」です。


m2 Angel
Sarah McLachlan

実は、名前がついている天使は3人だけ。
1:最後の審判のとき、人間を天国行きか地獄行きか決める天秤をもつ天使・ミカエル
2:聖母マリアにイエスを受胎したことを知らせる天使・ガブリエル
3:病気や怪我をいやし、巡礼者や旅人を守る守護天使・ラファエル。
ちなみに、人間一人に二人ずつの守護天使がついているという説があります。彼らはその人の一生を監視して記録しているので、最後の審判では嘘をつけないとか。
「天使」は身近な存在。人間に恋をしてしまう天使の落ちこぼれもいて(=堕天使)、人間くさいところも愛される秘密かも。


m3 Come Again
Sting & Edin Karamazov

イエス・キリストが馬小屋で生まれて、かいばおけで眠った夜、そのとき、近くの丘にいた貧しい羊飼いたちは、天使の歌声が鳴り響くのを聴いたとか。
そんな、天使が舞い降りそうな夜にぴったりのアルバム。2006年の『ラビリンス』。原題は『SONGS FROM THE LABYRINTH』。
スティングがリュートという古楽器の演奏者、エディン・カラマーゾフと出会って、ジョン・ダウランドという中世イギリスの作曲家の歌を歌った、コンセプトアルバムです。
このダウランドという人は、エリザベス王朝記を代表するリュート奏者兼作曲家、いわゆる宮廷詩人で、シェイクスピアと同時代を生きた人なんです。スティングは、自らライナーノーツを長々と書いていて、このダウランドに現代的な共感をおぼえている、と記しています。この曲は聖なるクリスマスにぴったりですよね。イギリスの古典小説を読みながら聴きたい感じです。
皆さんも楽しいクリスマスをお過ごし下さい♪


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