今週もありがとうございました♬
この番組は、明日からのお仕事に向けて元気をチャージしてもらえるような本を毎週ご紹介しています📕✨

今回は、作者の体験をもとに書かれた「私小説」特集。明治の終わりから昭和初期にかけて書かれた
名作の中から奈央さんが選んだ名著をご紹介します。

テーマにそって、「本 とのこと」のコーナーでピックアップしたのはこちら。

◯『蒲団』 著:田山花袋 出版:岩波文庫

奈央さんが20代の頃に読んで衝撃を受けた一冊⚡️⚡️
妻子持ちながらも自分の弟子である女学生に恋心を抱いてしまう主人公。
その女学生に恋人の存在が発覚し、激しく嫉妬して激怒してしまいます。
なんと女学生を自分の家に住まわせ、行動を監視するように…！😰
主人公のエゴと女学生への生々しい気持ちが赤裸々に描かれています。
1907年(明治40年)に発表された当時の世間の衝撃を想像しながら読むとより楽しめるかも...？


そして、「ブックマークしよっか！」のコーナーでご紹介した本はこちら。

◯『疑惑』 著:近松秋江　出版:講談社

1913年大正2年に発行された「疑惑」は「黒髪」「別れたる妻に送る手紙」の続編にあたります。
別れた妻へ向けた書簡体の小説となっています。昔、元妻と旅行に行った日光へ、他の男と言ってるのではないかと
再度出向き、宿帳を調べる主人公...！かなりの嫉妬深さが事細かに綴られています。✍️
奈央さん曰く、主人公は愛や未練を超えた執念深さを持ちながらも人間臭さが際立ち、憎めないキャラクターなのだそう😲
ついに宿帳で元妻の名前を見つけた主人公の心情やいかに…🧐
男女で読んだ印象や感想が変わりそうな一冊です！




放送内では、思わずブックマークしたくなるような“きらめく”言葉もご紹介していますので、ぜひオンエアで確認してみてくださいね。



番組は聞き逃してしまっても【radiko】でアーカイブがお楽しみいただけます✨
👉コチラから。
アーカイブ聴取可能期間は1週間となっていますので、気になった方はお早めに‼✨

番組へのメッセージはもちろん、みなさんのおすすめの本などもぜひ教えてください📚✨
Xでは #yomokka を付けて感想などをつぶやいていただけたら嬉しいです。



それでは来週の放送もお楽しみに。

〜オンエア楽曲〜
M1　罪と罰 / 椎名林檎
M2　色彩のブルース / EGO-WRAPPIN'