暑い夏に食べたくなるカレーは、今やラーメンと並ぶ、外国生まれ国民食です。そんなカレーを年間400、いや、500皿食べたこともあるという水野仁輔さんは、全国のイベントに出向き、創作カレーを販売する出張料理ユニット「東京カリ〜番長」に所属。愛してやまないカレーの魅力を語っていただきました。



【カレーを毎日食べられる訳】
「同じカレーを毎日食べると……飽きますよ（笑）いきなりこんな爆弾発言しましたが、これにはちゃんと意味があって。カレーって、例えば本場のインドカレー。そして、ホテルで出てくるような欧風カレー。さらには、自分の生まれ育った家庭のお母さんのカレーと、いろいろあるわけなんですが、それらは全部別物なんです。だから、そういう意味で言うと、飽きない。他にもドライカレーやスープカレー。さらにはオムカレーやカレーうどん、ピラフにドリア、パン、カレー味のおせんべいやスナックまで、全部、別の料理ですよね。僕の中では全部カレーなんです。カレーのスパイスが入っていれば、全部カレー。それだけカレーの概念が広いっていうのもありますが、そういう意味でもスゴいですよね。何と合わせても完成度が高い。」

【カレーの魅力は匂い】
「カレーの魅力はやっぱり匂いですね。子どもの頃、家に帰ってカレーの匂いがしたら、すごくテンション上がりませんでしたか？例えば町中を歩いていて、ラーメン屋の前で『ラーメン食べよう』って思う……そんなことあんまりないと思うんです。人によってはあるかもしれないけど、みんながみんなってわけじゃないですよ。でも、カレーって、あの匂いをかぐと絶対カレー食べたい！って思うんですよ。そして、一度食べたいと思うともう後戻りできない（笑）完全にカレーの口になっちゃうんですよ。」

【水野さんイチオシ！女性におすすめのカレー店】
「今一番注目しているのは、錦糸町にある『Venu’s』というお店ですね。この夏オープンしたばかりのお店なんですが、すでに4、5回行ってます。分類的にはインドカレーなんですが、みなさんがイメージしている、『ドロっとしたカレーとナン』というのは、北インドカレー。おそらく、日本のインドカレーの9割が北インドカレーです。一方こちらは南インドカレー。ナンではなく、ご飯が主流です。こちらの店は、そんな南インドカレーが味わえる珍しいお店で、小さな銀の器に盛られたカレーを真ん中のご飯に少しずつ混ぜて味わうという。バラエティもありますし、お店の雰囲気もブルーを基調とした、あんまりカレー屋さんっぽくない感じ。おしゃれなので、女性だけでも行きたいお店ではないでしょうか。」

カレーの魅力を存分に語って下さった水野さん。この度、「欧風カリ〜番長」という、欧風カレーに特化した新たなコミュニティを立ち上げました。このメンバーで、いつかはヨーロッパにカレー店を出店をするんだとか。こちらも注目です！更なる美味しいカレー情報は、水野さんのホームページをチェック。
【イートミー計画】 http://www.curry-book.com/archives/category/z033