食べ活
2015.04.28
「伊勢うどんを愛してやまない、コラムニストの石原壮一郎です(おかわり)」

コラムニストの石原壮一郎さん。趣味がこうじて、伊勢うどん大使にもなってしまったほどの伊勢うどん好き。
先々週もお届けしまいたが、伊勢うどん、おさらいしておきますと・・・
*伊勢神宮の周辺で江戸時代から食べられてきた独特なうどん
*特徴としては太くて柔らかくて、所謂皆さんがイメージする腰は無い。
*つゆも無くて、真っ黒なタレに絡めて食べる
*味は甘辛い感じ。
★詳しくはコチラ!→ 「伊勢うどんを愛してやまない、コラムニストの石原壮一郎です」
伊勢うどんが趣味の石原さんにとって、去年、衝撃の伊勢うどんニュースがあったとか?
Q.石原さん、一体なにがあったんですか?
「小竹向原にある樽見さんという、お店なんですけれど。そこが20年前に店をオープンしたときからずっと伊勢うどんを出しているんです。女将さんは伊勢のうどん屋さんの娘さんで、伊勢のうどん屋さんで育って、お爺ちゃんが伊勢うどん屋さんをやっていて、その味を東京で是非広めたいと20年前に出したそうです。そんな伊勢うどんを出すと、やはり最初のうちはお客さんに怒られたんです。「こんな茹で過ぎのうどんを出すんじゃない!」「つゆはどこにあるんだ!」というようなことを言われて。そんなことを耐え忍びながら、でも「伊勢うどんは美味しいんです」という風に出して来て。そんな伊勢うどんがなんと!去年ミシュラン東京に載ってしまったという。ミシュラン東京のビブグルマンという、美味しくてそんなにお高くないコーナーに選ばれまして。その説明文の中に「お刺身も美味しくて、色んな物が美味しくて。で、シメは伊勢うどんか蕎麦か」と。あのミシュランに伊勢うどんが載ったということで、伊勢うどん界は天地がひっくり返しての大騒ぎになりまして。去年の伊勢うどん界の10大ニュースがあるとしたら、確実にそれに入ってくるでしょうね。」
ついにミシュランが認めた!伊勢うどん、キテます!ちなみに東京ではそのほかにも、三重県のアンテナショップ「伊勢テラス」で3種類の伊勢うどんの食べ比べもできるそうです。
三重県出身の石原さんにとって、伊勢うどんは郷土の味。
Q.応援することで、どんな変化がありましたか?
「僕も「大人力」とか「大人養成なんとか」って20年くらい、大人をテーマに書かせて貰っていて。それは別に三重とは関係なかったんですけれども、50歳になって、今までやってきたことをベースに、故郷にちょっと位は恩返しが出来る事はないかなと思ったのも、伊勢うどんの応援を始めた動機の1つなんです。応援してきて思ったのは、伊勢うどんの事をもっと知ったり、伊勢神宮と共に発達してきた食べ物なので、伊勢神宮の事も学べて。三重の他の文化、例えばうどん以外にもお餅が沢山あったりとか。しょっちゅう三重と東京を行ったりきたりしているので、今まで知らなかった観光地や名所というのも非常に詳しくなって。逆に伊勢うどんを通じて、伊勢うどんを応援する事で、自分の根っこを再認識して、東京にいるときに逆に根っこの部分に、応援しているつもりが応援されているというような、そういう気持ちになったりすることもありますね。」
郷土の料理を応援することで、逆に、ふるさととのつながりが強くなり、自分のねっこを再認識することができるんですね。
伊勢うどん、興味をもたれた方は、下記のサイトもぜひチェック!
★「伊勢うどん友の会」(facebookページ)はコチラ!

