３月３日。耳の日の今日のアポロンは、音がもたらすおいしい生活にフォーカス！ホンマでっかＴＶなどでも活躍されている国際医療福祉大学病院 耳鼻咽喉科 教授の中川雅文先生にお話を伺います。

ひな祭りということで、スタジオには「ひなじょうよう」が。


さっそく頂きたいのですが、この甘いお菓子、実は誰と、どう食べるかによって、味が変わってくるらしいんです。その秘密がこちら。

『若い女の子たちがきゃーきゃー、いいながら食べるスイーツは、おじさまたちが会話しながら食べるスイーツより甘い！』
中川先生によると、最近海外でこんな研究報告が。一般の人２０人ほどに、キャラメルを食べてもらい、キャラメルを食べた時の甘さがどれくらい感じたかを訪ねるアンケート。すると、高い音色の音楽を聞いている時の方が、低い音色の音楽を聞いている時よりも、甘く感じるという風に答えたんだそうです。実際に甘いデザートやレモン味のものというのは高い音の音色の音楽を聞いたほうがより一層香りとか味を強く感じるようです。

若い女性は非常に高い声でお話をしますよね。そういう子たちがキャーキャー喋りながらお菓子を食べている時っていうのは、一際甘く美味しく感じるんです。逆に、男の人が低い声で喋っていると、同じ甘いものを食べても、若い子ほど楽しめていないのかも。実際にスタジオで実験をしてみたところ・・・効果を見事に実感！若い女性の声を聴きながらの方が、甘く感じました！

高音でスイーツを甘くする意外にも、例えば結婚式の定番の音楽が流れていると、結婚式だなぁと思いながら、料理も豪華に感じたり。ピザを食べたりイタリアン料理を食べるにしても、カンツォーネを聴きながらだとか。シャンソンを聴きながらフレンチだとか。お正月気分いっぱいの邦楽を聴きながらおせちを食べれば、それ相応にスゴく美味しく感じるんだそうです。つまり！料理が不出来でも、それ相応に最適な音楽が流れていると、美味しく感じるということ！

「聴く調味料」で、料理をもっと美味しくいただきましょう！