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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2015.02.26

『手書きでPOPが書かれている本、あるいは、平積みの一番手前の右端にある本は、面白い可能性が高い!』

アポロン★“読書な2時間”2時台は、本屋さんで面白い本を見つけるコツに迫りました。お話を伺ったのは、三省堂書店 有楽町店 文芸担当の新井見枝香さん!



新井さんといえば、店内のポップはもちろん、独自のフリーペーパーを作って書籍を宣伝するなど、現役の作家の方も厚い信頼を寄せるカリスマ書店員さんです。
そんな新井さんに、今回は本屋さんで面白い本を見つけるコツを教えて頂きました!まずは、こちら!

『手書きでPOPが書かれている本、あるいは、平積みの一番手前の右端にある本は、面白い可能性が高い!』
まず見た方がいいのは、既製品じゃないPOPがついている本。手書きで、異様な熱を持って書いてある本は怪しいと思った方がいい。

家で書いてたり、仕事が終わった後、残業して書いたり、仕事している間にPOPはかけないので、時間外に書いているということ=その本を売りたいというよりもどうしても読んで欲しいということなので、手書きで熱量の高いPOPは面白い可能性が高いとのこと!

また、新井さんが一番売りたい本を置くときは、平積みの一番手前の一番右端に置くそうです。一番右端ってことは、一番最初に目が行くので、一番売りたいときはいつもそこ。真ん中に置きたくなるけども、一番右端に置いた方が一番売れるのが実証済みだそう!

続いては、数ある賞の中で、カリスマ書店員である新井さんが今、注目している賞を伺いました!それが、こちら!

『カリスマ書店員が今、最も注目している賞は、江戸川乱歩賞!そして、新井賞!』
新井さんがおススメする賞は、講談社主催の江戸川乱歩賞。乱歩賞が大好きだそうです!エンターテインメント性がすごく高く、東野圭吾さん、池井戸潤さん、今一番注目しているのは、薬丸岳さんなど、後々残っている作家さんが多い。「もし小説を書くなら、乱歩賞に応募しようと思う位、かっこいい賞!」だそう!

そして一番注目して欲しいのは、新井賞。新井賞は、新井さんが独断と偏見により、「この本に賞が与えられないのはおかしいだろ」と思う本に賞をあげるためにつくったもので、間違いない!と新井さん。第1回は、千早あかねさんの「男友達」。すごく大反響があり、第2回、今回決まったのが早見かずまささんの「イノセントデイズ」。


そんな新井さんがいま一番売りたい本は、たなさんの「ごはんのおとも」

フルカラーであっという間に読める。ごはんものはたくさんあるけど、この本には情緒が。食べ物にあつまるエピソードが情緒たっぷりで、誰の心にも響くはずなのでウィンドウを一面つかってディスプライしているそうです!さらにオリジナル特典としてポストカード(登場人物が三省堂書店のエプロンをしている)もついています。「この作家さんは才能があるのでずっと続いていくと思います。」だそう!

そして、本日秘密をご紹介した樋口卓治さんの「天国マイレージ」についても、
「三省堂書店有楽町店でも樋口卓治さんの本はすごい売れてます。「ボクの妻と結婚してください」が最初出た時に、すごい印象に残ったんですよね。どゆこと?って。それってやっぱ、タイトルがすごい大事で、これだけで手を伸ばしたくなる。それはすごくうまいですね、タイトルのつけ方が。「天国マイレージ」も何だろう?って気になる。マイレージってあのマイレージだよね?って。」

タイトルも、内容と同じくらい大事なんですね!


現在三省堂書店 有楽町店には、TOKYOFMアポロン★コーナーが設置されています。こちらでは、齊藤美絵さんオススメの本がオリジナルのポップとともに、展開しています!
実際に三省堂書店有楽町店にいって確かめてみてくださいね!

新井さん、ありがとうございました!

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