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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.11.17

『和紙は世界中の貴重な文献や美術品を修復する救世主!』

続いては、北区にある「紙の博物館」の学芸部長 辻本直彦さんに伺った「和紙」の秘密をご紹介します。

最初はこちら!
『和紙は世界中の貴重な文献や美術品を修復する救世主!』
ヨーロッパの図書館・博物館・美術館附属の修復部門で,紙に描かれた絵画,書写された文書,印刷された版画などの破損を修復するときには,薄い和紙が多用されています。表面に薄い和紙を貼り付けても和紙の下になった文字が読めなくなることはないそうです。透明性においては,雁皮紙が一番高く,彩色のある本の修復に使われるんだとか。特に有名なのはティスティナ礼拝堂にあるミケランジェロが書いた天井の絵。この修復に、和紙が使われたんです。さらに、あのパブロ・ピカソも和紙の愛用者の一人。
     
続いての秘密がこちらです!

『紙のサイズ「B判」は和紙がルーツ!』
コピー用紙のサイズ「A4」「B5」などありますが、「A」と「B」なんで2種類あるんだろう?と思ったことありませんか?そもそも、A判は西洋の発祥。1929年にドイツの工業規格を導入したものなんです。一方のB判ですが江戸時代に幕府が公文書に使う紙の大きさ(美濃紙)を決めました。これが、現代のB判のルーツ。明治、大正ごろの出版物は、美濃紙を基準としていたものが多く、公文書もそうだったそうです。

今日で和紙のイメージ、変わったんじゃないですか?
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