今週のアポロンの秘密は、さまざまな勘違いをテーマにお送りしていますが、今日は脳科学者の中野信子さんに、恋愛の勘違いを科学的に分析＆解決していただきましょう。

脳科学によると、恋って勘違いしちゃうところから始まるんだそうです。本来、恋は子づくりをして子孫を残すためのもの。ただ女性にとって、出産、育児は、負担が多すぎます。自分のことだけ考えて、楽にいきていくなら、さけたほうがいいこと。ただそれだと、種が途絶えてしまうので、脳が、勘違いをするよう、魔法をかけるんです！それが、恋　なんだそうです！ただ、魔法なので（３〜４年もすると）覚めます。恋のドキドキが続かないのはそのためなんですね。

そんな中、恋の勘違い、いろいろと生まれるわけですが、世の中、どんな勘違いが蔓延っているのか？恋の勘違いについて、街で訊いてきました。まずは、こちら。

『大して可愛くもない、ブリっ子の女性がいるんですけどー、彼女がモテるんですよね。しかも美人よりモテるんです！！』

こちらへの、中野信子さんの答えは・・・

『自分がかわいいと思い込み、ニコニコ笑顔でいるだけで、女性は男性をひきつけることができる！』
男性は視覚が優位。顔の可愛さは変えられないですが、そうでもない人に、朗報。人は、美人かイケメンを見ると、眼窩前頭皮質の真ん中が活動します。そうでもないと、端っこが活性化。しかし！！！笑顔だと無条件で真ん中が活動！つまり、相手の脳に美人だと思わせることが可能なんです。

続いては、こちら。

『なぜか軽い男とか、ヤリたいだけの男に引っかかっちゃうんです。大事な恋と勘違いしちゃうんです。どうしたらいいでしょうか。』

中野信子さんの答えはこちら。

『女性が軽い男、悪い男にひかれてしまうのは、自分の遺伝子を効率的に未来に残すためである！』
女性から見た、嫌な男の条件。ナルシスト、自己中心的、衝動的でスリルを求める人。うそつき搾取的。
この条件がある人は、女性と短期的な関係を結びやすいというのがアメリカの調査で明らかに！嫌な男だけど、そういう人を好きになる人がある一定数いるんです。

実はこれも、脳の仕業。自分のDNAを残すという観点からは、理に適うっているんです。その遺伝子を受け継いだ子も、自分の遺伝子をバラまいてくれる可能性が高いというワケ。こういう人に自分の遺伝子をバラまいてもらうために、ダメな男に惹かれちゃうんですね〜。しょうがないんだ。笑