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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.09.25

『「叫び」で有名な画家・ムンクは、描いた絵にロウソクの汚れをつけたり、雨風にさらすことで作品を完成させていた!』

きょうは、元お笑い芸人で現在、世界でも唯一の職業「アートテラー」として美術館での講演や、アートイベントを開催されているとに〜さんに、聞けば芸術・アートへのハードルがグンと下がる秘密を伺いました。



ちなみに、「アートテラー」という職業は「アート」+「ストーリーテラー」の造語で、元芸人のスキルを活かして、美術の面白さを語りで伝える仕事。具体的には、美術館で講演したり、カルチャーセンターで講義をしたり、コラムを書いたり、アートツアーやアートイベントを主催しているそうです!

まずは、おそらく誰でも知っている、あの有名画家にまつわるこんな秘密から!

『「叫び」で有名な画家・ムンクは、描いた絵にロウソクの汚れをつけたり、雨風にさらすことで作品を完成させていた!』
『叫び』は、ご存知ノルウェーの画家ムンクの代表的作品。「叫び」は叫んでるのではなくて、耳をふさいで「叫び」を嫌がっている人を描いていることは有名ですが、ムンクは自身の作品をわざと傷をつけたり、ろうそくで汚したりすることがあったそうです。

そうすることで、観客は傷ついた絵を観て、「かわいそう」とか生々しい感情を抱くようになり、作品に生命を吹き込めると考えていたそうです。ちなみに、アトリエには屋根がなく、描き上げた作品を風雨にさらして完成させたのだとか。これらをムンクは、“荒療治”と呼んでいるそうです!


続いてはこちら!
『印象派の画家・ルノワールの人物画は、発表された当時、「モデルが死体のようだ」と酷評されていた!』
今でこそ屋外の人物像を描くことは普通ですが、ルノワールら印象派の画家が、実はその走りで、それまで屋内で描いていました。彼らは木漏れ日など光を表現するために、人物の肌の色に青や紫、緑といった色が使われたので、そういう絵を見慣れていなかった当時の人々は驚き、「死体のようだ」や「不自然」「あなたのモデルたちは、みな水疱瘡にかかっているようですね」と酷評したのだとか。
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