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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

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オンエアレポート
2014.09.02

『城西支部のセットは、ワイドになったテレビの形に合わせて、セットの構図も横長にしている!』

今日は、ドラマHEROの人気を支える、美術、セットの秘密に迫ります。教えていただくのは、月9ドラマをはじめ、数々の人気ドラマや映画の美術を手がけてきた、荒川淳彦さんです。

まずは、現在放送中のHEROのお話から。東京地検城西支部のセット。13年前と同じものの使い回し?いやいや、実は、こんな工夫をされたものなんです。

『城西支部のセットは、ワイドになったテレビの形に合わせて、セットの構図も横長にしている!』
13年前は、テレビはまだブラウン管でした。セットはそのブラウン管の縦3✕横4の画面に収まるように計算して作られました。横長の液晶テレビへと時代が移り、画面が広くなったので、13年前のセットだと、横が余分になってしまうんです。そこで、セットを横広に!家具は変えずにニュアンスを変えることによって、内装はそのままに、今でも自然に楽しめるように工夫されているんです。

つづいては、あの人気ドラマの秘密から。

『ロンバケの主人公の二人が住むマンションは、シーンによって、ロケとセットがあった!』
窓からスーパーボールを落として、隣の部屋の窓に戻ってくるあのシーン!北川悦吏子さんの脚本で、これをアナログで撮りたい!・・・というわけで、実際のマンションに二人が住む部屋を実際に作り、窓のシーンを撮影しました。ところが・・・1分分の映像を撮るのにかかる時間は、1時間半から2時間。夜のシーンを撮るとなると、撮影も夜になってきます。役者が揃って、夜の7時から朝まで休まず撮り続けても・・・5〜6分分しか撮れない!それだけだととても間に合わない!ということで、スタジオに、全く同じ内装でセットを作ったというわけ。家具も2つずつ。壁のひっかき傷も、忠実に再現したんだそうですよ。
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