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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.08.14

『もし高速道路で渋滞にハマっても一般道には降りず、ひたすら左車線を走る方が結局早く着く!』

帰省ラッシュまっただ中の今、運転中の方も多いかと思います。きょうは、交通渋滞を専門的に研究した「渋滞学」の生みの親に、今知っておきたい渋滞の秘密を伺いました!

お話を伺ったのは、「渋滞学」の第一人者で、人気テレビ番組「世界一受けたい授業」などでもご活躍中の東京大学教授・西成活裕さんです。まずはこちら!

『もし高速道路で渋滞にハマっても一般道には降りず、ひたすら左車線を走る方が結局早く着く!』
西成さんは、基本的にオススメしていないそうです。特に、高速と下道が並走している場合は、80%以上の確率で渋滞しています。速度的にも、下は時速平均10kmで進むのに対し、高速は時速平均20kmほどだそうで、1時間くらい差がでてしまうのだとか。

ただ、首都高などの並走してない道路で抜け道に詳しい場合は、途中で降りるのはあり。
更に、車線は左側の「走行車線」を走ること。速度も、渋滞時の平均速度は、走行車線は時速35km、追い越し車線は25kmというデータがあるんですって!

また、運転のコツで言えば、「スローイン・ファストアウト」も覚えておきましょう!
前方に小さな渋滞が発生したら、それは個人の力で消すことができるそうなんです!その渋滞に向かって車間を空けてゆっくり近づき(スローイン)、そして渋滞から出るときは前方車と連結列車のようになるべく早くついていく(ファストアウト)が渋滞を消す理想的な走り方!

更に、今後、高速道路のルールが変わる可能性があるそうで、今後、場所は限定された場所ではあるが、混雑時に路肩を走ることが可能になるかもしれないのだとか。欧米諸国を始めとする海外では、既に行われているそうですが、今年日本もようやく国土交通省が許可を出したので、後は法律の改正を待つべし!ただ、くれぐれも、まだ先の話なのでご注意を!


アポロンの秘密、本日お話を伺ったのは、「渋滞学」の第一人者、東京大学教授の西成活裕さんでした!ありがとうございました!


西成さんの最新の著書『誤解学』はこちら
コミュニケーションの渋滞を引き起こす「誤解」について書かれている本だそうです!
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