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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.08.05

『映画では本物の馬を使用。その馬に、パペットみたいにもっと馬らしい動きをして!とまさかのダメだし!』

この時間は、トニー賞受賞作「WarHorse 〜戦火の馬」の秘密に迫ります。

渋谷の東急シアターオーブで上演中のこの作品、原作はイギリスの児童文学。第一次世界大戦中、主人公が子供の頃からかわいがってきた馬のジョーイが軍用の馬として、戦地に送られてしまうことに。あきらめきれない少年は、ジョーイを探して戦地へ向かうという、少年と馬の絆を描いた物語です。この馬を、大きな操り人形、パペットが演じているのですが、その演技がすばらしいと評判になっています。

日本公演エクゼクティブプロデューサーの吉井久美子さんが、こんな秘密を教えてくださいました。

『映画では本物の馬を使用。その馬に、パペットみたいにもっと馬らしい動きをして!とまさかのダメだし!』
この作品、本作のロンドン公演に感動したスティーヴン・スピルバーグ監督が、映画版を制作したことでも話題となりました。映画は実写なので本当の馬を使いますが、舞台は本当の馬ではなくパペットを使います。そのパペットが、もはや本当の馬より馬らしくリアルなんです!

コピーが本物を超えちゃったということ!それもそのはず!馬の耳の部分に至っては、なんと20年以上かかってやっと動きが完成したそうで・・・。馬のパペットは、骨組みが見えているし、操っている人も当然見えています。ただ、動き始めた途端、本物の馬に見えてしまって、不思議と感情移入できちゃうんです。しかも、この馬が感情豊かで、かわいい!飼い主とのやりとりなど、本当に心を動かされます。

スピルバーグがパペットの演技を実際の馬に求めるというのは、よくよく考えるとおかしな話ですが、それも頷けちゃいますよね。
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