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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.07.23

『渡辺謙さんが人生のエネルギーになった映画・その2』


昨日から4回に渡りまして、渡辺謙さんの人生のエネルギー、
糧となった映画を毎日教えていただきつつ、
25日から公開になります、映画「GODZILLA ゴジラ」のお話を
伺っています。

今日ご紹介する映画はイタリア映画の「小さな旅人」

この映画は渡辺謙さんが映像や舞台などでお仕事を
やるようになってから見た映画。

ストーリーは警察官の若い男の子が、女の子と
男の子の兄弟をある施設から親戚の家まで届けるロードムービー。
いろいろ旅の中で色んなことがあってこの子達を
信用できるかできないかで警察官は心が揺れる。
最後の最後に3人で遊んでいるときに女の子が
警察官に手紙を書く。その手紙を封書に入れて
最後に渡すが、その手紙の内容が最後まで
わからないまま終わってしまうというもの

ものすごくもやもやするけれども、
「人生でこういうことだよな」
「全てがわかるものではないんだ。」
ということに映画の中で気づかされ感動したそうです。

映画は全てを説明したり、心情を説明したりするものだが、
この映画は全然そうじゃない。観客は捨て置かれてしまう。
でも、観客をものすごく想像させる映画として、
本当はお互いに何を考えているのかわからないけど、
こういうことを描く映画があっても
良いんだと言うことを気付かせてくれた作品だそうです。

そして7月25日(金)から公開される映画「GODZILLA ゴジラ」
今回の映画はエンターテイメントとテーマが
バランスよく描かれています。監督がイギリス人というのは
とても大きな要因だと思いますし、
ハリウッド映画なんですが「怪獣と人間」という視点が
従来の「善と悪」「倒すべき相手」というのでは
ないところに視点があるのが深いです。

そして、今回の「GODZILLA ゴジラ」には
日本を彷彿とするポイントが数多く入っています。
たとえば最初に全貌が見えて、咆哮する姿はまるで
歌舞伎で「見栄を切る」かのよう。

また108mというゴジラ史上最大の大きさが
煩悩の数と同じという偶然。
渡辺謙さんもこのゴジラの大きさについて
真相はわからないけど、人間の煩悩を
背負っているのがゴジラなんだな、
改めて深いなと思ったそうです。

明日も渡辺謙さんに秘密を伺います。

☆映画「GODZILLAゴジラ」のオフィシャルサイトは
 こちらからチェック
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