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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.07.22

『渡辺謙さんの人生のエネルギー、糧となった映画』


今日から4日間に渡りまして、渡辺謙さんの人生のエネルギー、
糧となった映画を毎日教えていただきつつ、
25日から公開になります、映画「GODZILLA ゴジラ」のお話を
お聞きしていきます!

今日ご紹介する映画は・・・一番最初に観て、終わったあとに
客席から立ち上がれなくなった映画。それが、「ディアハンター」

21歳とか22歳とか、謙さんがお芝居を始めたばっかりの頃に
観た映画なんだそうですが、それまでの戦争映画と一線を
画したような、もの凄いリアルな感じがあったそうです。
本当に幸せな若者たちの結婚式のシーンから、
いきなりヘリコプターがバタバタとやってきて、
ベトナム戦争に入っていくという、
自分自身が引きずりこまれたような錯覚に陥ったとのこと。

戦争自体が悪い!というのではなく、心がその戦争によって
どういう風に痛んでいくかというのをもの凄い丁寧に
描いていたので、人を殺めたりすることっていうのが
もの凄いリアルに感じたんだそうです。
謙さん自身がまだ大人になりかけの頃だったので、
一緒に傷ついたような気持ちになったんだそうです。
実際、映像デビューもまだしていなかった謙さん。
映画が終わってエンドロールがあがってるときに
本当に立てないって感触は未だに身体の中にあるそうです。

そして7月25日に公開になります映画「GODZILLA ゴジラ」
謙さんからは、とにかく楽しんで欲しい、とのこと。
とにかくエンターテイメントとして楽しめる映画なんだそうです。
監督のギャレス・エドワーズに一番最初にお会いした時に
「お客さんがポップコーンを買って、ジュースを買って、
 劇場にいそいそと入っていくんだけど、途中から
 ポップコーンを食べる手が止まるんだよ。
 そういう映画に僕はしたいんだ。」
という話をされたそうで、まさにそういう映画になったそうです。

カテゴリーとしては怪獣映画ですから、そういう風に思われがち
なんですけど、基本、人間ドラマはきちんと
心揺さぶるものがないと、同じスクリーンに出ている
怪獣すらもリアルに見えてこないんですって。
だから、そういう意味では丁寧に人間ドラマを撮っていったんだそうです。
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