引き続き、写真家の前畑温子さんに産業遺産を楽しむ秘密を伺っていきます。先ほどは新橋の幻のホームでしたが、続いてはこちら。

『赤レンガの美しい万世橋で、古さと新しさを満喫しよう』

レンガ造りの美しいアーチが特徴の、中央線の神田〜御茶ノ水間に、あったという万世橋駅。東京駅と同じく辰野金吾が建築。１９１２年開業なので、もう１００年も前の建物なんですね。
（▲写真は前畑さん撮影）

去年マーチエキュート神田万世橋として、リニューアルされました。一番の目玉は、70年ぶりに開業時につくられたホームの部分を『2013プラットホーム』という名前でデッキとしてよみがえらせてるんです。ガラスで囲まれた展望デッキで、中央線がすぐ両脇を行きかい、イベントスペースや、おしゃれなカフェなども充実。新しさと古さ、どっちの魅力も味わえる、特別な場所になっています。

関西ではレンガ造りの建物は少ないということで、珍しいと思い見に行った前畑さん。ただ保存してあるだけではなくて、中にお店が入っている姿を見て、新しいモノと古いモノの共存する姿に、東京っていいなと思ったそうです。