落語界のレジェンド、今はなき、立川談志さんが「弟子の中でもっとも才能がある」と認めた、立川志らくさん。創作落語を得意とし、これまでも映画をテーマにしたシネマ落語など、新しいジャンルをたくさん手がけてきた、人気の落語家です。そんな志らくさん率いる劇団「下町ダニーローズ」が現在池袋のシアターグリーンにて、「演劇らくご・芝浜」を公演中。
　　
「演劇らくご・芝浜」、いったいどんな落語なのでしょうか？

『漫才、ミュージカル、ちゃんばら、コント、楽器演奏まで楽しめちゃうのが、演劇らくご「芝浜」である』
芝浜というのは、古典落語で、師匠である談志さんの十八番。この落語を、4分割にして、リレー形式でおこないます。その4組の落語の合間に演劇が入ってくるのが、今回の「演劇らくごの芝浜」！この演劇も、歌あり、楽器あり、ちゃんばらあり！といった、今までに見たことのないスタイルの落語なんです。

でも・・・これだけいろんな要素があると、役者さんは大変そうですよね。ところが、ある役者さんにだけは、特別ルールが許されているそうです。

『芝浜に出演するメンバーの中で、蛭子能収さんだけは、台詞を忘れたら好きなことをいっていいルールになっている』

視聴率男の蛭子さん、真面目に役者としてお芝居してます。ところが蛭子さん、台本を全然覚えられなくて、スコーン！と抜けてしまうんだとか。なので、間違えることを前提に、思いついたことを喋っていい」っていう風にしたんですって。笑