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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.05.27

『サムライブルーの勝負飯の秘密!その1』

今日は、いよいよ目前に迫った2014FIFAワールドカップに出場するサッカー日本代表、サムライブルーの勝負飯の秘密をお送りします。お話を伺うのは、2004年3月のドイツワールドカップアジア地区予選から日本代表選手の海外遠征試合に同行し、サムライブルーの専属シェフとして、選手やスタッフを支えてきた西芳照さん。福島にあった日本サッカー協会のトレーニング施設「Jヴィレッジ」で総料理長として活躍されていましたが、東日本大震災以降、Jヴィレッジが休業。現在は原発作業員の方にむけて、施設内とその近隣に2つのレストランを運営。作業員の方に「あたたかい料理をたべてもらいたい」と腕をふるっていらっしゃいます。

そんな西シェフに伺います!ワールドカップ中の食事、どんな用意をされているのでしょうか??

『選手スタッフ50名、7試合分の食事を用意!』
ブラジルには、魚を中心に持ち込むすそうです。やっぱりそこは日本人。その他は現地調達。7試合分を想定しているそうです。魚は銀むつやうなぎなど。相手は食べ物なので、一度にたくさん持ち込んでもダメになってしまいます。そうすると途中、どうしても材料が足りなくなりますよね?どうするかというと、当然輸入するんです。しかし!これには大きな問題が!東日本大震災の影響で、現在ブラジルは日本からの穀類の輸入は停止しています。そこで、お米に関しては、アメリカで栽培した日本米を使ったり、魚に関しても、日本近海産のものは輸入禁止なので、日本人が普段食べている、海外産のノルウェーサバ、銀ムツなどを、再輸出証明書で持ち込むんだとか。スペル一つ間違えると持ち込めなかったりするので、最新の注意をはらって手続きするそうです。

ちなみに、ブラジルで日本が拠点を置くベースキャンプは、イトゥという都市にあります。西さんによると、イトゥは日本代表のオフィシャルスポンサーであるキリンの工場もあり、日本人が多く暮らしているので日本の食材も調達しやすいそうです。


それにしても、ワールドカップに行けて、間近で選手も見れて、特等席じゃん!いいな〜!・・・って、思いますよね?ところが、実際はそんなに甘くないようです。

『サムライブルー専属シェフは、日本代表戦をしっかりと見ることができない!』 
確かに、スタジアムが近くであれば見に行くこともあるそうです。ただ、どうしても途中でホテルに帰らなければならないんです。理由はもちろん、食事の準備。試合が終わると、選手はすぐに帰って来ます。一番マズいのは、試合を観ていて、早く帰るつもりがまさかの渋滞。ご飯を用意できてないというのはあってはならないことなので、基本的には前半で引き返すのが多いそうです。移動中に、点が入ったりもするのですが、車の中なのでラジオを聴くしかない。部屋やホテルの調理場で、スタッフと一緒にテレビ観戦をするっていうのが常なんだそうです。せっかくブラジルにいるのに!!
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