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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.05.22

『J−POPをより楽しむためには、歌詞の“主語”と“語尾”に注目すべし!』

きょうのゲストは、現在、公開中の映画「ウッジョブ」、そして今クール話題のドラマ「花子とアン」、「ルーズヴェルトゲーム」に出演中。

さらに、お笑い芸人、コラムニスト、ミュージシャンとしても活躍中のマキタスポーツさんに、J−POPにまつわる秘密、とりわけ歌詞まつわる秘密を伺います!



まずはこちら!

『J−POPをより楽しむためには、歌詞の“主語”と“語尾”に注目すべし!』
そもそも、ヒット曲に共通する要素を調べている中で、歌詞にはアーティストのパーソナリティーがにじみ出ているそうです!

特に歌詞の“主語”と“語尾”!主語、日本語は一人称が多い言語。英語なら“I”しかないが日本語は男性なら、“僕”と“俺”。女性なら“わたし”と“あたし”などがあり、歌詞の主人公のキャラクターや気分など、表現の幅が変わってくるそうです。


例えば、面白い所でいうとサンボマスター。歌詞の途中で“僕”と“俺”が変化していたり、女性のアーティストでは、“わたし”よりも“あたし”を使う人が増えている。中島みゆき、松任谷由実はしっかりと“わたし”。に対し、CHARAさん、椎名林檎さん、aikoさんは“あたし”を使う傾向が強く、“あたし”とう一人称は“わたし”に比べると幼い印象を与える。“あたし”を用いることで、「無垢で純粋なあたし」という変化をかけた自我が表現してると分析しています!

また、語尾にはアーティストの個性が表れやすいそうで、分かりやすい例でいうと、長渕剛さんの「〜ちまった」。『勇次』の「嫌になっちまった 腹が立っちまった」『ろくなもんじゃねえ』の「心を引き裂かれちまった 心をなじられちまった」など、この「〜ちまった」は自らが望んでそうなったわけではなく、巻き込まれたり、結果的にそうなってしまったという受動的なニュアンスが強いとのこと。言葉は悪いですが、「田舎者の被害者意識」というものが基礎にあるのでは?という分析!

長渕さんは「弱気自己像」、「弱者の視点」というものをしっかり持っていて、コンプレックスを抱えている人がそれを克服していくさまはパワーを感じさせ、「自分も弱者だ」と思っている人に勇気を与えることが、語尾にも現れています!



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