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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

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オンエアレポート
2014.05.19

『今、悩んでいそうな業界の秘密!その2』

引き続き、ニュースや話題の渦中にいる業界の方々に、チョット聞きづらい問題について、思い切って聞いてみます。ここ最近、おしゃれなルームウェアが大人気となっていますが、日本のパジャマ業界は、このブームで打撃を受けているのでは?そもそも、部屋着があれば、パジャマって必要ないのでは??

さぁこの質問を、インナーやパジャマの製造販売を多く手がける、株式会社ワコール・平塚さんに答えてもらいました!それがコチラ!

『パジャマは「寝るときの快適設計」を科学的に分析して作っている!』
ワコールでは、利用者は、ルームウェアとパジャマを区別して使っている人が多いのでは??とみているそうです。帰宅して、部屋でくつろぐために着替えるのがルームウェア。対して、寝る前に着替えるのがパジャマ。着るタイミングがそもそも違うんです。パジャマは「とにかく睡眠に特化して作られたもの」なんです。ルームウェアや洋服は立っている状態を考えて、肩で支える設計なのに対し、パジャマは寝ている時にからだ全体に均等に重力がかかることを考えて設計。さらに、素材でいうと、シルクやコットン、二重ガーゼなどで、肌触りもよく、汗も吸い取るように作られているんです。

また、最近は「入眠儀式」という寝る前にとる一定の行動というのに注目されていて、その代表が「パジャマに着替える」という行為。パジャマには、着替えることで1日を終え、身体を「寝るモード」に切り替える重要な役割を果たしているんです。

ここ数年のルームウェアブームでルームウェアを買う人は増えた。市場を分析すると、ルームウェアを買うようになった人の中でも引き続きパジャマを購入しているんだそうです。パジャマの代わりにスウェットやジャージでいいじゃん、って思いがちですが、ここまでこだわっているパジャマ業界にとったら「パジャマとルームウェアは全然別モノ!」っていう気持ちなんでしょうね。

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続いては、カフェ業界の問題に迫りたいと思います!昨年から、コンビニで本格的なコーヒーが飲めるコンビニコーヒーが一大ブームになっていますが、カフェ業界はこの状況をどう見ているんでしょうか?スターバックスコーヒージャパン広報部の坂さんの答えがコチラ!

『カフェ業界のお客さんがコンビニに取られていると思われがちですが…実は全然そんなことない!』
坂さんによると、カフェ業界はコンビニコーヒーがブームになって、「単純に市場が拡大しただけ」とみているそうです。

そもそも、カフェのお客さんは「コーヒーを飲む」という目的の他にも、「人と会う」「仕事や勉強をする」「時間をつぶす」「本を読む」などの目的があって、コンビニコーヒーにそれはできないですよね。例えば缶コーヒーの代わりにコンビニコーヒーを選ぶようになった人はいるでしょうが、カフェ業界はまた別の需要によって支えられているんですね。

また、スターバックスは特に、お店の雰囲気や立地などに重点を置いていて、例えば、太宰府天満宮表参道店や、出雲大社店など、神社の参道や上野恩賜公園店、二子玉川公園店などの公園にお店を作り、お店でしか味わえない雰囲気を楽しめるように工夫している。出雲大社のスタバは雰囲気に合わせて和風の作り!確かに、この雰囲気はコンビニコーヒーでは絶対に味わえないですよね。
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