お花見シーズンを控えた今日は、１５１ヶ月連続で桜の花を見ているサクラウォッチャーの中西一登さんに、桜の秘密を伺っています。日本人が大好きなお花見ですが、混雑するのが悩みのタネ。そこで、この時間は、混雑をさけてお花見する方法、聞いてみました。

『混まずにお花見を楽しみたいなら、新宿御苑の八重桜で　お花見ピクニックをするべし！』
いやいやいや、中西さん！新宿御苑なんて、みんな知ってるしめちゃくちゃ混んでますよ！ところが、これにはちょっとしたポイントが。皆さんはお花見をする日取りを、どうやって決めていますか？大体が、ニュースの開花予想。でもそれは、ソメイヨシノの満開日のこと。他の品種はそれより早かったり遅かったりするんです。そう。ちょうど、中西さんの春夏秋冬桜を見るためのテクニックの応用です。ソメイヨシノに比べて八重桜は１週間〜２週間遅い。そのため、新宿御苑の八重桜のシーズンは、みんなが知らないので空いているんです。新宿御苑は芝生付も広くてオススメですね。お酒の持ち込みが禁止なので、お弁当を作ってピクニック形式でのお花見を提案していただきました。

中西さんに教えてもらった比較的混んでないお花見スポット。他には、染井霊園(豊島区)がオススメとのこと。なにせ霊園だから。宴会をする雰囲気ではないですが、数十年物の立派な染井吉野を何十本も見ることができるんです。皇居東御苑などの皇居(千代田区)もオススメ。こちらは、なにせ皇居だから。お酒やスポーツ用具の持ち込みはできないですが、広い芝生で約280本の桜を楽しめるんです。普段、花より団子になりがちな方は、たまには団子より花を楽しんでみては？

つづいては、忙しくてお花見どころではない！という方に、こんな秘密です。
『忙しくてお花見ができない人は、東急東横線の急行の、一番渋谷寄りの車両に乗るべし！』
忙しくてわざわざお花見に行けないけど、それでも、風物詩の桜はじっくりみたいもの。そんな人におすすめなのが、東急東横線の一番渋谷寄りの車両。東横線と副都心線の相互乗り換えを受けて、中目黒駅のホームが延伸。その結果、急行の１０両編成の一番渋谷寄りの車両は、なんと目黒川の真上に停まるようになったんです。目黒川といえば桜の名所として有名ですが、利用者に迷惑がかかるという理由でこの桜はメディアの撮影が禁止されているんです。なので、そんなに世の中に出回っていないんです。実際に乗らないと見られない、貴重な風景。忙しくてお花見ができない人への、まさにご褒美なのでは？

桜色のネクタイに桜の柄のネクタイ。そして、頭のなかは桜のことでいっぱい！という中西さんのホームページ。本当にシャレにならないほど桜への愛を感じられます。ぜひ、ご覧ください。→ http://www.sakuratabi.tv/tabi/