日本時間の昨日、第86回アカデミー賞の発表がありました。作品賞は、スティーヴ・マックィーン監督「それでも夜は明ける」そして主演男優賞が、「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー主演女優賞が、「ブルージャスミン」のケイトブランシェットこの結果を受けまして、今日は、映画コメンテーターの有村昆さんとお送りします。

『それでも夜があけるが、作品賞に選ばれたのは、アカデミー会員が増員されたからでもある！』
一概には言えないですが、ひとつの要因ではあるそうです。投票する会員は、６０代以上の白人の男性８割。彼らはアメリカよりの保守的で、あまりにも趣味趣向が年配層に偏りすぎているということから、今年から若年層を増員したんです。その結果、今までだと選ばれにくかった黒人の人種問題に、新しい人たちが一票を投じたのでは、というわけなんです。

アリコンさん曰く、この映画の注目すべき点は・・・
『それでも夜があけるは、ブラットピットの目線で見るべし！』
今回は製作者として名を連ねているブラットピット。いろんな人にお願いに行き、資金集めをする仕事だったのですが、過激なシーンがあるので、難色を示され、断られるてばっかり。だったら、インディペンデントで、自分が資本出してやるよ！と、自分のインディペンデントとして始めたんです。その結果、ものすごい金額が、ブラピの元へ。そして、公開された国では次々と大当たりしました。まさに信念の企画。ブラピの思いを、賞賛すべきですね。