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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2014.01.27

『ドラえもんの登場人物に学ぶ処世術!?』

今日は、国民的人気アニメ「ドラえもん」の登場人物に学ぶ、処世術の秘密!ドラえもんには、現代を生きるうえでのヒントが一杯詰まっているということなんです。それでは、参りましょう!まずは…ジャイアンの腰巾着キャラでいつも嫌味ったらしいキザなスネ夫に学ぶ、こんな秘密から!

『スネ夫に学ぶ生き方その1…スネ夫の褒め方を習得しよう!』
一体、どんな褒め方のテクニックがあるのでしょうか?「てんとう虫コミックスドラえもん・第32巻・第15話目」から具体的にスネ夫の褒め方を紐解いていきましょう!

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ジャイアン「おいのび太とスネ夫、久しぶりの俺様の新曲を聞きたいか?」

のび太  「え〜新曲!?」

スネ夫  「聞きたい!聞きたい!久しぶりだなぁ!いつ新曲ができるかと、待ちくたびれちゃったよ」

ジャイアン「スネ夫!!なまけて悪かった、心の友よ〜!で、のび太、お前はどうなんだ?」

のび太  「聞きたい、聞きたい、どうせ聞かされるなら、嫌なことは早く済ませたいもん」

ジャイアン「のび太てめぇー!誰が聞かせてやるかぁ!じゃあな!」

スネ夫  「は〜、のび太が口べたで助かった♪」

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今の物語の中のいくつ褒めテクニックがあったかわかりましたか?これを解説して頂くのは、『ドラえもん』全1346話に出てくる文字情報16万1千個を全てエクセルに打ち込みデータ化していらっしゃいます『ドラえもん学』研究の第一人者、富山大学の横山泰行先生です。

横山先生によると、今の物語の中には褒めテクニックが3つも盛り込まれています。一つ目は、ウソでも堂々と褒める!…褒める時は自信を持って褒める。のび太は正直者すぎるから失敗したんです。2つ目は、身体の感覚を入れて褒める!…「新曲待ちくたびれた」というセリフは、身体の感覚が入っているだけに、リアルに聞こえてくるんです。心の壁を取り除いてくれる効果があるそうです。3つ目は、大げさな身振り手振りで褒め!…マンガではスネ夫は手を大きく動かして褒めています。心理学的に、これで信憑性が上がります。人を褒めるとうのは、相手を気持ちよくするだけでなく、自分の利益にも繋がります。だから、時には嘘を付いてもOK!そんな褒め方をしっかり心得ているスネ夫は世渡りの天才になれるんです。横山先生によると、今、ご紹介した以外にも、スネ夫には褒めテクニックがまだたくさんあるそうなんです。例えば、褒めるのがちょっと苦手という方は、相手が大切に思っているものについて、質問すると、相手は自分に興味を持っていてくれる、と思い、人間関係が円滑になるそうです。

それでは、続いての秘密に参りましょう・・・こちらです!
『スネ夫に学ぶ生き方その2…トークの現場ではフライングしよう!』
トーク番組で活躍している芸人さんをよく観察すると、誰かの発言に対して、おもしろいリアクションや切り返しをしている、という人がほとんど。明石家さんまさん、松本人志さん、有吉弘行さんなど。そして、我らがスネ夫も、リアクションの天才です。ウマいリアクションの条件は、誰よりも早く発言すること。最初に口を開くことのメリットは、注目されるという点。スネ夫の様に、いち早く、周りにおべんちゃらを使うことで、その場の雰囲気を引っ張っていくイニシアチブを得やすくなるんです。この時の注意点は、ポジティブな発言をするということ。前向きな発言なら、結果的に調子の良いだけの発言になっても許されます。確かに会議で出た発言の最初のリアクション次第で、みんなの意見が決まるってことありますよね?

このあとも、のび太やドラえもんに、処世術を学んでいきましょう!
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