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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

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オンエアレポート
2014.01.21

『変わり種落語の秘密!3』

鉄道落語で注目の落語家、古今亭駒次さんに、まだまだある落語の秘密を伺っています。伝統のある落語の世界には、いろんなルールがありますよね。例えば、階級制度、前座からはじまり、そのうえが二つ目。そして、真打ちになって一人前になります。着るものも階級によって変わり、袴をつけていいのは、二つ目以降。また、弟子をとれるのは、真打ちになってからだそうです。

そして、こんなルールも・・・。
『落語家は、他の落語家の高座を正面からみてはいけない!』
たとえ師匠方の高座であっても、そでから観ないといけないんです。知り合いにお芝居の人がいるそうなんですが、劇団同士で観にいくと聞いてびっくりしたんですって。そもそも、仲間の落語会に行くことがないんだそうです。勉強させていただく時は、楽屋に行って師匠に挨拶をして、いいよと言われたら、そでから観させていただく。人の高座を観るのは勉強に行くときか、一緒に出るとき。寄席は、師匠の落語も観れるので、落語家さんにとってもいい場所なんですって。

そして、ラストは、こんな秘密。落語の魅力はここにあり!?
『師匠たちの日々のエピソードこそ、落語だ!』
古今亭志ん駒。その師匠は、あの志ん生。40年代に亡くなった昭和の名人でした。志ん生といえば、お酒のエピソード。高座で寝ちゃったこともあり、前座が出てきて起こそうとしたら、お客さんが寝かしておいてやれと言われたそうです。関東大震災の時も、逃げたかなーと思ったら、酒屋で瓶が割れたお酒をすってたんだとか。駒次さんの師匠も面白い人だそうで、駒次さんが入りたての頃、師匠が、「こんなうめぇハンバーガーねえ。つれてってやる。中野にしかねえ。」と言うので浅草から電車を乗り継いで行ったら、ロッテリア。「目白にしかない。あんなすげえ定食屋。」って言うから行ったら大戸屋だった。そういうのばっかりなんですって。笑

落語は、聴いて楽しいのはもちろん、登場人物のことを考えることによって想像力を鍛えたり、会話のやりとりからコミュニケーション能力をアップさせる効果もあるそうですよ。

本日落語の秘密を教えてもらった古今亭駒次さんが、第42回赤坂寄席に出演されます!平成26年2月16日日曜日14:30開演です!詳しくはコチラ!→ http://komaji.net/
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