よ・み・き・か・せ

【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

  • X
  • Facebook

radiko.jpで今すぐ聴く!

オンエアレポート
2014.01.14

『ウルフオブウォールストリート主演のレオナルドディカプリオは、アカデミー賞会員に嫌われている!』

今日は17日にノミネートが発表される、アカデミー賞の秘密について、映画コメンテーターの有村昆さんに伺っています。今回、作品賞は、ゼログラビティが有力とのことでしたが、俳優たちの活躍も気になりますね。

まずは、実力と人気も兼ね備えた、あの大スターのお話から。
『ウルフオブウォールストリート主演のレオナルドディカプリオは、アカデミー賞会員に嫌われている!』
1月31日公開の「ウルフオブウォールストリート」。1年間の年収が49億円、飲み代が290万の男。どうやってのし上がっていったかを、主演のディカプリオが怪演しています。問題はこのディカプリオ。アカデミー賞を欲しがりすぎなんです。「謙遜」という概念がない国でも、そこはもっと空気読もうよ、というのがあるんです。「オレ、スゴくない?」って自分で言っちゃうのが、アカデミー会員のおじいさんから見るとイラっとするんですって。ゴールデングローブ・ミュージカルコメディ部門、主演男優賞のレオ様。これをアカデミー会員がどうみるか?男優賞、楽しみですね。因みに、アリコンさんによると、ディカプリオのライバル、マシューマコノヒーが注目とのこと。イケメン俳優で謳っていましたが、ドラマ部門で、主演男優賞を獲得、ゴールデングローブ賞、ダラスバイヤーズクラブなど、見事に彼は演技派として返り咲き。レオ様との一騎打ちに、アカデミーも注目なんですね。

ディカプリオが嫌われるというお話をしましたが、では、どんな役者が好まれるのか?そして、どんな作品が選ばれやすいのか?アカデミー賞の受賞の傾向についても伺っています。
『不景気だと単館系、好景気だと、メジャー大作が受賞しやすい!』
アカデミー賞は、時代によって大きく左右されるそうです。アカデミー賞は単館系が強いと言われていますが、実はその傾向は、不景気だと、単館。バブルだと、メジャー傾向なんですって。1950年当時、戦勝国のイメージはバブリーなものでした。ところがベトナム戦争に苦戦すると、反政府的な映画が強くなりました。そして、単館系でしかかけられないような作風が強くなってきます。今、世界まだ不景気。そのため、単館系が有利と分析できるんですね。普通に考えれば「ゼログラビティ」だけど、不景気だと、「それでも夜は明ける」がいいよね〜ってなって、こんなにノミネートされているんです。仮に2作品が10年後、20年後にノミネートされたら、展開は全く変わってくるんですね。

また、アリコンさんによると、政治色が強いのもアカデミーの傾向なんです。アカデミー会員は、60歳以上の白人の男性が多いんです。そのため、彼らが好む映画でないと、票が集まりにくい!と過去から分析。アメリカに対する歴史が描かれているかどうか。他民族国家、人種問題。アイデンティティ、愛国心、戦争物が選ばれやすいそうです。また、映画界に貢献しているという理由で、ベテランがとりやすいのもひとつの特徴。前年度逃した人はとりやすい。コメディ、サスペンス、ホラーはとりにくい、などなど、いろんな特徴があるんですね。
  • mixiでシェアする

新着コンテンツ