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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2013.12.04

『かぐや姫の物語は、高畑勲監督を説得するまでに1年半、脚本を作るまでに1年半、30分の絵コンテを作るまでに1年半かかっている!』

続いては、11月23日公開されたばかりの「かぐや姫の物語」のプロデューサーである、西村義明さんに制作秘話や、高畑勲監督の意外な一面など、ジブリにまつわる秘密を教えて頂きます!

まずは、制作期間8年といわれている「かぐや姫の物語」について!なぜ8年もかかったのか、それにはこんな秘密があったそうです!

『かぐや姫の物語は、高畑勲監督を説得するまでに1年半、脚本を作るまでに1年半、30分の絵コンテを作るまでに1年半かかっている!』
毎日10〜12時間高畑さんのところに通い続けて説得に1年半、脚本1年半、絵コンテ30分作るのに1年半、そうこうしているうちに5年、作品に取りかかるまでが長かったそう!


さらに、西村義明プロデューサーは、高畑勲監督の作品作りについて、こんな秘密も激白してくれました!


『高畑勲監督は“否定”を続けて映画を作りあげる人!  普通のジブリ作品の場合、やり直し率は一桁から10数%だが、かぐや姫の物語のやり直し率は96%にのぼる!』
高畑監督は映画作りたくないという。否定から入るんだそうです!弁証法のようで、否定から入って、それでも映画になるとわかった時に見つかる。これを、宮崎駿監督は「レーニン的制作方法」と呼んでいるそうです。出させておいて、否定する。否定されて、成長する。若かったアニメーターもどんどん上手くなっていく。「リテイク率」普通のジブリ作品の場合、やり直し率は一桁から10数%だそうですが、「となりの山田くん」は50%、「かぐや姫の物語」のやり直し率はなんと96%!

こうして、質の高いアニメーターが世に送り込まれていくんですね!

西村さん、ありがとうございました!








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