東京でもツリーが飾られたり、クリスマスムードがでてきましたが、今日は、本場ヨーロッパのクリスマスマーケットの秘密です。教えていただいたのは、オランダ在住のコーディネイター青木典子さん！
『オランダのファルケンブルグでは、洞窟の中にクリスマスマーケットがある！』
これは、ファルケンブルグ城の近くの洞窟であるユニークなクリスマスマーケット。毎年世界から12万人以上の観光客が訪れる人気スポットなんです。今年は、11月15日から12月23日まで。今年のテーマはサンタの家。サンタの家というテーマだけに、クリスマス会場にサンタがやってきます。お祭りムードいっぱいのファルケンブルグを歩くだけでも楽しいそうです。入場料は大人5ユーロ、5歳から11歳まで、３ユーロ。4歳以下は無料。

洞窟の中に足をふみいれると、そこはまったくの別世界。幻想的な光景がひろがっています。中には昔の壁画、礼拝堂もあって、観光客はアトラクションとして楽しむ一方、地元の人はクリスマス用品を仕入れる場所なんです。日本では洞窟といわれてますが、実際は採石場跡なんです。内部は広くて通路は迷路状。キリストの誕生日なので、デコレーションはサンタさんの他にも、聖母マリアと幼子のキリスト、 生誕場所馬小屋、キリスト生誕をいわうものが美しくかざられています。更には、時々クリスマスとは関係ないものも売られています。洒落たカフェがあったり、過去には、マッサージ店が出ていたことも！オランダの趣向品である、採掘された石で作る石細工も有名です。オランダは11月は最高でも7度程度、12月はさらに寒くなり、氷点下に達することも。東京に比べるとずっと寒いんです。ベルベットの洞窟は管理所によって、平均12度に保たれていいます。なので、冬は暖かく、夏は涼しい。

さて、そんな洞窟のクリスマスマーケットが楽しめるファルケンブルグですが、いったいどんな街なのかというと・・・
ファルケンブルグは、湯治の町としても有名で、ベストスパリゾートに選ばれたこともあるんです！サイクリングの街としても有名で、ツールドフランスの終点、始点として過去に2回選ばれました。オランダで最も高いところにある城跡や旧市街も美しい。ファルケンブルグの洞窟マーケット以外は、鉄道はレトロ列車、クリスマスパレード、グルメツアーもあるんです。

地元の人と観光客が一緒に楽しめるクリスマスマーケット。興味のある方は行ってみてはいかがですか？