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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

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オンエアレポート
2013.08.19

『俳句を上手に作るコツ!』

俳句づくりに悩んでいる方!簡単に俳句ができる、コツが、ありました!教えてくれたのはもちろんこの方!先ほどに引き続き、観客参加型の俳句会ライブ「東京マッハ」を企画されている、文筆家の千野帽子さんです!
『俳句の季語は最後に決めよう!』
俳句を作るときに間違ってしまいがちなのは、最初に季語を決めてしまうこと。まずは、季語以外のことを言っちゃって下さい。

中村草田男さんの句「降る雪や明治は遠くなりにけり」
これは、「明治は遠くなったな〜」と「雪が降ってる」という関係ない意味がコーディネートされていますよね。こうゆう発想で作るんです。

橋本多佳子さんの句「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」
これも「男の人に強く抱かれて苦しくなった」と「雪が降っている」という関係ない事を言っています。言うべきは「抱かれて苦しくなった」。最後に雪を付けた、という具合です。

俳句をアイドルに例えると、その子を売り出すときに、靴を先に決めませんよね?人を見つけて最後にその子に似合う靴を決める。季語はその時の靴のようなもの。だから、ほとんど俳句が完成して、最後にそれにあう季語を選ぶのが上手に作るコツなんです。恋愛のシチュエーションとかの俳句を作って、最後に季節感を入れると、それだけで、その俳句の世界が広がる感じがしますよね!

続いての秘密はコチラ!
『作ってる途中で悩んでも、とりあえず完成させ、解釈は詠み手に任せよう!』
作ってる場合に悩んだら、とりあえず人に見てもらうこと。そしたら、相手が意味を作ってくれるんです。

千野さんの句「よりによって花火の晩にそれ言うか?」
これは何かを言われた、でも何を言われたのか?言った人は誰なのか?このように、俳句は作った後が大事なんです。自分で自己完結しない句がイイ句。

うん!なんだか、名句が生まれる予感がしますよ!千野さん、ありがとうございました!
メッセージを送ってくださったみなさんも、ありがとうございました!
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