アポロンの秘密〜ワールドバージョン！

海外旅行の楽しみのひとつとして挙げられるのが、美術館や博物館巡り。フランス・パリのルーヴル美術館、ロンドンの大英博物館といった有名なスポットはもちろん、イタリアのパスタ博物館をはじめとする、ユニークな博物館が世界にはいっぱいあります！

中でも、クロアチアには興味深い博物館があるそうなんです！今回秘密を教えてくださるのは、ALL Aboutでクロアチアガイドとして活動していらっしゃいます、小坂井 真美さん！
まずはこちら！

『クロアチアの首都・ザグレブには失恋博物館がある！』
恋博物館はクロアチアの首都ザグレブにある小さな博物館で今世界でも注目を集めるユニークな博物館だそうです。日本語では失恋博物館と呼ばれていますが元の名前は「Museum of BrokenRelationships」直訳すると壊れた関係博物館となるそうです。

失恋というと好きな相手に思いが届かなかったり彼氏や彼女と別れたりとかを思い浮かべると思うのですが、病気などで死別してしまったりタイミングが合わずに告白出来なくて実らなかった恋などいろんな恋の終わりや壊れてしまった関係のことで一つの恋の終わりにまつわる様々な品がこの博物館に展示されており、それぞれの展示物にまつわるエピソードは本当に悲しい失恋話しから信じられないようなものや皮肉やユーモアたっぷりなものまでいろいろあるそう！


中でも、小坂井さんが特に心に残ったのはシルバーのドレス！


ある女性のものだったのですが結婚式に着たドレスで結婚の10周年20周年といった節目の記念日のために大切にとっておいたそうですが、8年程たったある日旦那さんから突然「もう君のこと愛していないから別れよう」と言われ泣く泣く離婚することになってしまったそう。

でも別れてしまったとは言えその女性にとっては大好きだった旦那さんとの大切な思い出が詰まったドレスで、でも手元に置いておくと胸が引き裂かれる様な思いになってしまうので、誰かにあげてしまおうかと思ったそうですがよくよく考えてみると
離婚で終わったウェディングドレスをあげるわけにはいかないため、どうしようかと思っている時に失恋博物館のことを知って寄贈することを決心したそうです。


他には斧！


この斧を寄贈したドイツ人の女性には同棲していたガールフレンドがいたそうなんです。ある日この女性がしばらくアメリカに旅に出ることになって彼女とガールフレンドは空港で涙のお別れをしたそうなんです。自分のことを心待ちにしてくれていると思っていたのに、実際にドイツに帰ってみるとそのガールフレンドは新しいパートナーを見つけたそうで、会って4日間とか数日しか経っていないけれどその人はあなたじゃ私に与えられないものを持っているからと言ったそう。

そして怒った女性は彼女を一緒に住んでいたアパートを追い出して、それでも怒りが収まらないのでなぜか斧を買ってきて彼女の家具をその斧で粉々にしてそのあとすっぱり別れたそうです。


＜行き方＞
ザグレブにエラチッチ広場という街のメインストリートがあるんですけれどそこから歩いて聖マルコ教会というザグレブのシンボルになる赤い屋根がある教会になるんですけれど、そのマルコ教会が見えるストリートから歩いてすぐのところにあります。「マルコ教会どこですか？」と聞けばみんながわかる場所なので大丈夫だと思います。

ALL Aboutでクロアチアガイドとして活動していらっしゃいます、クロアチア在住の小坂井真美さんでした！ありがとうございました。