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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2013.07.31

『人気エッセイストが厳選!今の時代に読んでも色褪せない名作3選』

引き続き、「負け犬の遠吠え」で知られる人気エッセイストの酒井順子さんに、こんな秘密も伺いました!

『人気エッセイストが厳選!今の時代に読んでも色褪せない名作3選』

まずは、
『清少納言の枕草子』
酒井さんによれば、、、
「仕事としてやっていたわけではないですが初代エッセイストと言っていい方。古典と思うと難しくて読まない方が多いと思うのですが、がんばって読んでみると特に女性は「この人と友達になりたい。」と思うくらいおもしろいと思います。枕草子というものしか書いていないので現代語訳も出ているのでそれを読んでみるといいと思います。」

続いては、
『吉田兼好の徒然草』
酒井さんによれば、、、
「吉田兼好は清少納言の枕草子を読んでいて 枕草子にはこういう風に書いてあったよねとか 自分だったらこうだわなーみたいなことを書いているので。また男性なりの視点を持っていて男性が生きる上でこういうことで悩むだろうなとか、仕事とか同僚について男の人ってこう思うよなということを沢山書いているので、こちらは男性にも向いていると思います。」

3つ目は、
『鴨長明の方丈記』
酒井さんによれば、、、
「今、結構鴨長明が話題になってるのですが、それはなぜかというと大地震のことを書いているからなんです。東日本大震災が起こってみんなが大変な時期ですが、あの時代にも結構天変地異が起こっていて、大地震や台風の様な大風などそういう大災害が起きた時に京都の都の人たちがどんな風だったかとかどんな風に大変だったかと言うことが詳しく書かれていて、人間がそういう災害に遭った時に気持ちと言うのは変わらないものなんだっていうのを実感出来るもの。方丈記というのは基本的には隠遁生活について書いたものではあるのですが、災害に対して変わらない気持ちというのも書いてあるので、今の人が読んでも価値があるエッセイかなと思います。」

エッセイストの酒井順子さん、ありがとうございました!
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