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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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オンエアレポート
2013.07.30

『実は女性に大人気!深海の秘密!?』

上野にある国立科学博物館で開催中の「深海展」連日8000人を越える人出で、入館待ち1時間はざら!深海に関する書籍も多数書店に並んでいて、深海ブームに沸いています。

そもそも「深海」って、どんな海なのかっていうと、海でも深さが200m以上の場所。実は海の8割が深海になるんです。そしてなんと!深海は宇宙に行くより行くのが難しい場所と言われています。とんでもない圧力の世界だから。地表と宇宙空間の気圧の差はわずか1気圧。しかし数千メートルの深海底では数百気圧に!酸素濃度も低い場所なので、まだまだ人類には未開の地なんです。そして、簡単には人の手が届かないこんな過酷な環境に住むのが「深海生物」です。今日はそんな深海生物だけを集めたふしぎな水族館をご紹介します!

その名も、沼津港深海水族館。こちら静岡県沼津市の沼津港に2011年に開館した水族館で、最深部 2,500m と言う日本一深い海で、深海生物の宝庫である駿河湾から捕獲した深海生物を、およそ50種3,000匹も展示しています。お客さんの7割は女性で、去年に比べると入館者数は20%も増えているそうです。今日は沼津港深海水族館の館長・石垣幸二さんに、沼津港深海水族館で今見る事が出来るオススメ深海生物を教えてもらいました!

『5年間絶食しても平気な巨大ダンゴムシがいる!!』

こちら、ダイオウグソクムシです。ダンゴムシの仲間。形はまさにダンゴムシ!エサの乏しい深海で生き抜くために、絶食しても平気な生態になったんです。深海200〜1,000mに棲息し、生物の死骸などを食べることから「深海の掃除屋」との異名を持つそうです。最大サイズは50センチにもなり、沼津港深海水族館には現在10匹いるそうです。ちなみに、ダイオウグソクムシのぬいぐるみ(6090円)を140体作ったところ、なんと3時間で完売!現在入荷待ち状態とのことです。

石垣館長、こんな深海生物もおすすめだそうです!
『強い光を放つヘッドライトを持つタイがいる!』

こちら、ヒカリキンメダイ。眼の下に半月状の青白い光を放つ発光器を持ちます。実はこの発光器、光を放つバクテリアによって光るんです。発光器を反転させて、光っている面を内側にしまう事で、光を瞬時にオンオフ。光る事で仲間とコミュニケーションを取ったり、エサを集める強い生物から身を守るための目くらましに「しているんです。体長は15センチほど。

紐のような細い足が紅白の縞模様の何だか縁起の良いカニだとか、まだまだふしぎな深海生物がたくさんいる沼津港深海水族館ですが、ねらい目の時間は、“夕方4時”だそうです。4時からは比較的すいていて、ゆっくり楽しめるそうです。

このあとは、沼津港深海水族館の意外で“美味しい”秘密を館長に聞いちゃいました!

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